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2024年バックナンバー

雑記帳

韓国大企業52社が稼ぎで利子払えず

 韓国企業であるロッテケミカルは、令和6年7月~9月期に、累積6600億ウォン(約717億円)の営業損失を出しました。
 中国の石油化学製品の供給過剰の余波です。
 さらに、ロッテケミカルは、令和4年以降、二次電池素材企業買収と海外生産設備新設などで借入金負担も増えました。令和6年7月~9月期に支出した利子費用だけで3197億ウォン(約350億円)に達します。
 営業利益で利子費用も払えない状況です。
 ロッテグループは、令和6年11月27日、虎の子の重要資産であるロッテワールドタワーを銀行に担保として提供し、ロッテケミカル社債の信用補強に出ることにしました。

 韓国の、営業利益が利子費用に満たない大企業は、令和6年7月~9月期基準で52社です。前年同期比で8社増えました。
 韓国500大企業のうち四半期報告書提出企業271社を対象に分析した結果です。
 営業利益を利子費用で割った数値(インタレスト・カバレッジ・レシオ)が1未満なら、営業活動での稼ぎで利子をすべて支払うのが不可能という意味です。つまり、借入金は減らずに増える一方ということになります。
 インタレストカバレッジレシオが1未満の企業52社を具体的に見ると、LGディスプレー、SKオン、ハンファソリューション、ホテルロッテ、ロッテケミカルなど29社は、令和6年7月~9月期累積基準で赤字経営となっていて、利子を払うには追加で借入れなければならない状態です。
 インタレスト・カバレッジ・レシオが0以上~1未満、すなわち営業利益はあったが利子費用に満たない企業は泰栄建設、SK仁川石油化学、HJ重工業など23社となりました。

 インタレスト・カバレッジ・レシオ1未満の52社のうち、石油化学企業が15社で特に多く、17業種のうちインタレスト・カバレッジ・レシオが1未満の業種は0.42の石油化学が唯一の業種でした。
 石油化学業種は、令和6年7月~9月期までの累積営業利益が前年同期比83.3%(7兆9221億ウォン)減れましたが、利子費用は23.3%(7125億ウォン)増えました。
 中国の大規模ナフサ分解設備(NCC)増設により韓国の石油化学業界が直撃弾を受けたためです。
 中国が完全に韓国のシェアを奪いに来ていますね。
 永い間、日本の下請け工場でやってきたノウハウで、先に韓国が、それを追って中国がだいたい同じ業種で競っていたのですが、ここにきて国内事情の厳しい中国が本気で奪いに来たということでしょう。
 今は韓国内の工場に出稼ぎ中国人が多数いますが、数年後は逆転現象が起こることも想像されます。

 さらに、戒厳令による混乱で、経済も混乱しています。
 ウォンは1ドル1450ウォンという危険水準ですし、株価も下落しています。
 日本の金融機関は、できるだけ早く、韓国から資金を引き揚げた方が賢明かと思います。
 

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