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雑記帳

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ふるさと納税、利用者の9割が返礼品目当て

 都心に人口が集まり、地方都市は税収が減り続いているなか、生まれ故郷や応援したい地域に貢献するという建前でふるさと納税がうまれました。

 予想どおり、よりよい返礼品、お得感のある価格付けなど、「なんとかうちの自治体に納税を」と返礼品競争がはじまり、返礼品競争への制限がされてきました。

 ふるさと納税をする目的についてのアンケートをとったところ、「返礼品」が69.2%でトップ、「節約」が22.3%、「地域貢献」が8.5%となっています。
 ふるさと納税の寄付先を選ぶ基準も「返礼品で選ぶ」が89.7%と9割近くに及びました。「応援したい自治体で選ぶ」が11.5%、寄付金の使い道で選ぶはわずか0.8%しかいませんでした。

 わかっていたことではありますが、ふるさとの納税する際は、自治体から選ぶのではなく返礼品からお得感のあるものを選ぶというのが浮き彫りになりました。
 私が住んでいる西宮市など地方交付税交付団体の場合、ふるさと納税による減収額の75%が、地方交付税により国から補てんされる仕組みとなっています。25%減るだけですね。
 お隣の芦屋市などは不交付団体ですから、地方交付税が入ってきませんから痛いですね。といっても、高額所得者のベッドタウンで、黙っていても不交付団体になるほど市民税や固定資産税・都市計画税入るということですから、それくらいは我慢してもバチは当たらないかと思います。

 ちなみに、私は、令和5年までふるさと納税をしていませんでしたが、平成6年からふるさと納税をはじめました。
 3分の2は返礼品で選び、3分の1は、出身地である和歌山県下の地方自治体の中から、やはり、返礼品で選びました。

 なお、山口県下松市のホームページによりますと、ふるさと納税の上限額を求められる式は以下の通りだそうです。私は責任をもてません。住所地の市町村等にお問い合わせください。
・住民税所得割額×20%÷(90%-所得税の税率×1.021)+2000円(自己負担分)
 住民税は、各市町村により異なります。ただ、水道料金ではありませんから、何倍にも変わるわけではないでしょう。
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