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2024年バックナンバー

雑記帳

韓国の寂しい老後「独居」3人に1人

 韓国の高齢者の3人に1人が一人暮らしをしていることが調査で分かりました。

 韓国の保健福祉部は、令和6年10月16日「2023年高齢者実態調査」の結果を発表しました。同調査は、高齢者福祉法に則って、福祉部が、平成20年から3年ごとに実施しています。令和5年9月4日から令和5年11月12日にかけて、全国の65歳以上の1万0078人の高齢者に対して面接調査をおこないました。

 調査の結果、昨年の独居世帯の高齢者の割合は32.8%で、令和2年(19.8%)に比べて13.0ポイント上昇しました。
 自身の子どもと同居している高齢者の割合は、この期間に20.1%から10.3%へと9.8ポイント低下しています。
 「子どもと連絡を取り合って過ごしている」と答えた高齢者の割合も、67.8%から64.9%へと2.9ポイント低下し、高齢者の3.2%は「子どもとの連絡が途絶えている」、6.0%は「子はいない」と答えました。

 韓国では、65歳~69歳、老年期にさしかかる前に離婚か別居をしている人が増えています。85歳以上では、配偶者との死別後に一人暮らしとなっている高齢者の割合が高まったとのことでする。

 独居高齢者は、家族などと同居している高齢者に比べて健康状態が悪かったそうです。
 夫婦高齢者(配偶者と同居)で、自分は「健康だ」と答えた人の割合は48.6%だった一方、独居高齢者は34.2%で、14.4ポイントの差がありました。
 うつ病の症状がある高齢者(独居高齢者16.1%、夫婦高齢者7.8%)、生活上の困難を抱える高齢者(独居高齢者73.9%、夫婦高齢者48.1%)も、いずれも独居高齢者の方が割合が高かったそうです。

 韓国人全体に占める65歳以上の高齢人口の比率は、平成12年の7.3%から令和2年には16.4%に増加し、高齢社会から超高齢社会への道を着実に進んでいます。


 ここまでみると、日本の独居高齢者は、どれくらいだろうと思いますね。
 日本では、高齢者人口に占める一人暮らしの高齢者の割合は、令和2年には男性15.0%、女性22.1%となっています。
 なお、日本の65歳以上人口は、令和2年の時点で、3589万人となり、総人口に占める割合も28.4%となっています。


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