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2024年バックナンバー

雑記帳

総理指名選挙

 令和6年10月6日現在

 衆議院議員(過半数233議席)
 自民党・無所属の会197
 公明党24        (与党221議席)
 立憲民主党・無所属149
 日本維新の会38
 国民民主党・無所属クラブ28
 れいわ新選組9
 共産党8
 有志の会4
 参政党3
 日本保守党3
 無所属2          (野党244議席)

 参衆議院議員(過半数121)
 自民党113
 公明党27 (与党140議席)
 立憲民主・社民・無所属42
 日本維新の会18
 国民民主党・新緑風会11
 共産党11
 れいわ新選組5
 沖縄の風2
 NHKから国民を守る党2
 無所属9          (野党100議席)
 欠員8

 総理大臣の指名選挙は、衆院参院とも、1回目の投票で過半数を得た候補者があれば、そこで指名確定、1回目の投票で過半数を得た候補者がなければ、上位得票2者にて2回目の投票をして得票数の多い候補者が指名されるということになります。過半数を得る必要はありません。

 参院は、石破総裁が1回目の投票で過半数を得ますから、そこで終わりです。

 衆院は、各党の党首の名前を書きますから(無所属は自分の名を書く人もいれば、他党の名前を書く人もいるでしょう)、誰も過半数を得られません。
 上位得票2者にて2回目の投票となりますが、石破総裁と野田代表の争いとなるでしょう。
 2回目の投票では、石破総裁と野田代表以外の名前を書くと無効票となります。

 衆議院選挙の結果を受け、総理大臣の指名選挙で自分の名前を書くよう要請しました。
 厚かましいですね。
 本来は、比較第1党が他党との交渉で内閣を成立させるのが先進国共通のやり方ですから、立憲民主党が比較第1党なら考える余地がないでもないですが、立憲民主党は比較第2党にすぎませんから、資格はありません。
 無効票を入れるということは、比較第1党が有利になり、比較第2党が不利になることを意味しますから、それが当たり前のことでしょう。多数決が、民主主義の根幹です。

 おまけに、参院は、自民党と公明党が過半数を握っていますから、立憲民主党中心の内閣をつくっても、争いのある法案は1本も通りません。
 連立や閣外協力は、来年夏の参院選で、自民党と公明党が過半数を割った時点で考えれば良いことです。

 石破政権など、倒そうとすれば、いつでも倒せます。あわてる必要は全くありません。

 国民民主党は、2回目の投票挙では、玉木代表の名前を書く方針です。
 恐らく日本維新の会も、2回目の投票挙では、馬場代表の名前を書くでしょう(令和6年12月1日に新代表を選任するまでは馬場氏が代表の名前を書くと思います)。
 共産党は、立憲民主党にすり寄るため野田代表の名前を書く予定です。
 その他の党はわかりません。
 2回目の投票では、国民民主党と日本維新の会の票いずれも無効票となりますから、他の野党が誰に投票しようが、石破総裁が総理大臣に指名されます。

 国民民主党も日本維新の会も、キャスティングボートを握っています。
 ただ、両党とも、自民党と公明党との、政策に隔たりがありすぎますから、連立する意思はありません。
 予算案、法案などで、国民民主党や日本維新の会の意思が入れられるものがあれば、予算は成立しますし、法案は通ります。
 国民民主党も日本維新の会も、来年夏の参院選に、多くの議員を獲得したいでしょう。
 国民民主党も日本維新の会も、衆院選挙での公約を、自民党と公明党にのませられれば、予算案、法案に賛成すればいいということになります。そうすれば、両党が、自党の手柄として、来年夏の参院選で議員の獲得を期待できます。
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