2024年バックナンバー
雑記帳
ドイツ首相与党SPD、旧東独の州議会選を僅差で勝利し連敗にストップ
令和6年9月22日に、旧東ドイツのブランデンブルグ州で、議会選挙が実施されました。
ブランデンブルグ州は、旧東ドイツの州で、州都はポツダムです。
ブランデンブルグ州にベルリン市を含め、州都をベルリン市にするという案があったのですが、反対が多かったため、ベルリン市は、ハンブルグ市やブレーメン市と同様、州都同格の地位を持つ市にとどまりました。
バッハのブランデンブルグ協奏曲で名前を知っている方も多いでしょう。
議席数は以下のとおりです。
SPD(社会民主党)32議席・中道左派(連邦議会政権与党)
AfD(ドイツのための選択肢)30議席・右派
BSW(ザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟)14議席・左派
CDU(キリスト教民主同盟)12議席・保守
ドイツの州首相は、州議会議員の過半数で選出されます。与党が少数となる相対多数決により選出はされません。ザクセン州は88議席の過半数45議席となる連立を組まないと、州首相は選任できません。
SPD32議席とCDU12議席の合計は44議席で、惜しいですが、過半数は持てません。
AfDは、移民排斥を掲げる右翼政党で、連邦レベルにおいても、州レベルにおいても、他の党は、AfDとの連立内閣を組みません。
なお、BSW(ザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟)は、Linke(左派党)から、令和6年に独立した政党で、やはり、基本的には共産主義者ですが、移民排斥を掲げるとともに、ウクライナへの武器供与反対、およびロシアとの和平交渉を主張しています。
BSWを閣内に取り込むということは、移民排斥を掲げるとともに、ウクライナへの武器供与反対、およびロシアとの和平交渉を主張をする政党を取り込むことを意味します。
BSWを閣内に取り込まないと、過半数を占められないという点では、テューリンゲン州と同じですね。
ブランデンブルク州はベルリンを取り囲む旧東独の地域で、平成2年のドイツ統一以降、SPDが州議会を支配してきました。
SPD所属で支持率の高いウォイトケ州首相は続投となる公算が大きくなりました。
ショルツ首相はブランデンブルク州内に自身の選挙区があるだけに、負けていればいっそう苦しい立場に追い込まれるのは確実でした。
次期総選挙まであと1年を切りましたが、SPDは保守系野党のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)に大差のリードを許しています。
ショルツ首相は連立パートナーの緑の党と自由民主党(FDP)の支持率を引き上げることもできていません。
ブランデンブルグ州は、旧東ドイツの州で、州都はポツダムです。
ブランデンブルグ州にベルリン市を含め、州都をベルリン市にするという案があったのですが、反対が多かったため、ベルリン市は、ハンブルグ市やブレーメン市と同様、州都同格の地位を持つ市にとどまりました。
バッハのブランデンブルグ協奏曲で名前を知っている方も多いでしょう。
議席数は以下のとおりです。
SPD(社会民主党)32議席・中道左派(連邦議会政権与党)
AfD(ドイツのための選択肢)30議席・右派
BSW(ザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟)14議席・左派
CDU(キリスト教民主同盟)12議席・保守
ドイツの州首相は、州議会議員の過半数で選出されます。与党が少数となる相対多数決により選出はされません。ザクセン州は88議席の過半数45議席となる連立を組まないと、州首相は選任できません。
SPD32議席とCDU12議席の合計は44議席で、惜しいですが、過半数は持てません。
AfDは、移民排斥を掲げる右翼政党で、連邦レベルにおいても、州レベルにおいても、他の党は、AfDとの連立内閣を組みません。
なお、BSW(ザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟)は、Linke(左派党)から、令和6年に独立した政党で、やはり、基本的には共産主義者ですが、移民排斥を掲げるとともに、ウクライナへの武器供与反対、およびロシアとの和平交渉を主張しています。
BSWを閣内に取り込むということは、移民排斥を掲げるとともに、ウクライナへの武器供与反対、およびロシアとの和平交渉を主張をする政党を取り込むことを意味します。
BSWを閣内に取り込まないと、過半数を占められないという点では、テューリンゲン州と同じですね。
ブランデンブルク州はベルリンを取り囲む旧東独の地域で、平成2年のドイツ統一以降、SPDが州議会を支配してきました。
SPD所属で支持率の高いウォイトケ州首相は続投となる公算が大きくなりました。
ショルツ首相はブランデンブルク州内に自身の選挙区があるだけに、負けていればいっそう苦しい立場に追い込まれるのは確実でした。
次期総選挙まであと1年を切りましたが、SPDは保守系野党のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)に大差のリードを許しています。
ショルツ首相は連立パートナーの緑の党と自由民主党(FDP)の支持率を引き上げることもできていません。