2024年バックナンバー
雑記帳
韓国 定年まで働く正社員15%以下
韓国では、定年まで働き続ける正社員が全体の15%もありません。
令和6年8月17日に発表された、韓国労働研究院の報告書によれば、現行の60歳定年まで正社員として働き続ける高齢者の割合は14.5%に過ぎないという結果が出たそうです。
韓国の社会的問題のひとつとして、「定年まで勤めることができない」ことが挙げられています。
実質的に45歳から50歳になって役員になれなかった会社員は肩を叩かれます。
法律上の定年は60歳ですが、定年まで勤められるのはわずかに14.5%ということです。7人に1人です。
日本なら、45歳から50歳ころは、住宅ローンをかかえ、子育てにお金がかかるころで、退職などできるはずはありません。
退職を勧告されることはもとよりありません。
韓国人の場合は、男性は兵役に行きますし、就職浪人などもよくあることで、20歳代後半から勤務開始ということがあるわけで、正社員として在籍できるのは、20年強ということになります。
日本なら、22歳から60歳までの38年間、あと5年は再雇用で働けます。
韓国では、50歳前に退職したら、給料が下手をしたら半分になる中小企業への転職するか、自営業者になるしかないということになります。
子どもの教育費にお金がかかりますし、子どもの教育費が高いこともあって、子どもをつくることを断念する夫婦も多いでしょう。