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2024年バックナンバー

雑記帳

ニュージーランド、外国人への観光税を、令和6年10月から3倍に

 ニュージーランド政府は、令和6年9月3日、外国人観光客に課す国際観光税を現在の35NZドルから100NZドル(約9000円)に引き上げると発表しました。令和6年10月1日から実施されています。

 ニュージーランド政府は、ニュージーランドも他の観光地同様、観光客が自然環境やインフラに及ぼす影響が問題となっていて、令和元年7月に現在の観光税を導入しましたが、多くの観光客に対応する費用をまかないきれず、海外からの観光客が「公共サービスと質の高い経験に貢献」できる体制を整えることが狙いと説明しています。

 ニュージーランドでは、令和元年10月1日以降、ニュージーランドに観光ビザ等を取得せずに観光で渡航する場合は(ビザなし渡航)、NZeTAが必要になります。アメリカなどと同じですね。アメリカと違い、国際観光税(IVL=International Visitor Conservation and Tourism Levy)を支払わなければなりません。
 2年間有効です。

 私は、昨年から今年にかけて、つまり、令和5年末から令和6年正月にかけてニュージーランドに旅行していますので、インターネットで、1人あたりNZeTAの手数料23ドルと国際観光税35NZドルを支払っています。
 また、今年から来年にかけて、つまり、令和6年末から令和7年正月にかけてもニュージーランドに旅行を予定して、航空券やホテルの予約をしていますが、NZeTAと国際観光税は2年間有効ですから、今回の旅行では、追加支出する必要はなさそうです。

 米CNNによりますと、観光税を導入しているのは世界で約60か国で、最近はオーバーツーリズム対策で導入する動きもあります。
 インドネシアのバリ島は令和6年2月から、外国人客に15万ルピー(約1400円)の観光税を課しているそうです。

 ニュージーランドが、オーバーツーリズムというほど、外国人旅行者がいるとは思えませんが(ただ、ホテル不足のため、1年前にホテルの予約をしていたのでは遅いくらい混み合う都市が複数あります)、ニュージーランドにお金がないことも間違いなさそうです。
 東日本大震災と同じ平成23年に、南島のクライストチャーチを中心として大地震があり、日本人28人を含め185名の死者がでたほか、クライストチャーチ大聖堂の塔が崩壊しましたが、未だに再建されておらず、残骸のまま残っています。

 なお、ニュージーランドの物価の上がり方は、並大抵ではありません。
 スイスとまでは行きませんが、物価の高い旅行先のトップクラスです。
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