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2024年バックナンバー

雑記帳

ドイツ経済予測、今年もマイナス成長へ-統一後で2度目の連続縮小か

 ドイツ政府は、令和6年10月9日、最新経済予測を発表し、今年の国内総生産(GDP)を0.2%減へ下方修正しました。
 欧州最大の経済大国であるドイツが、長引く低迷から抜け出せずにいることがあらためて示された。

 令和5年のドイツ経済は0.3%縮小しました。令和6年もマイナス成長となれば、1990年のドイツ統一後で2度目のGDP連続縮小となります。
 令和6年4月末の予測では今年は0.3%の拡大が見込まれていました。
 2年連続のマイナス成長になれば、1990年(平成2年)の東西ドイツ統一後で2度目となります。

 物価高を受けた賃上げの動きが出る中で、持ち直しが期待された個人消費の回復ペースが鈍いことが主たる原因の1つです。
 もう1つの主たる原因は、主要貿易相手の中国の景気低迷で、中国への輸出も令和6年1月から8月で前年実績を下回っていることなどが響いています。

 ハーベック副首相兼経済・気候保護大臣(緑の党)は、構造的な問題と地政学的な課題が逆風となっている、ドイツ経済はロシアからの安価な工業用エネルギーの輸入と、ドイツからの輸出品を受け入れる世界市場が機能していることが強みになっていたが、それもないと述べていますが(白々しい言い訳のように思います)、緑の党主導の、原子力発電の停止が大きくひびいています。
 「環境原理主義者」が権力をもつと、国民が損をしてしまいます。
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