2024年バックナンバー
雑記帳
オーストリア総選挙で自由党が第1党に
令和6年9月29日投票が行われたオーストリア国民議会選(下院。ドイツと同じく、連邦議会は各州が選出)でポピュリズム政党の自由党が初めて第1党に躍進しました。
過半数に届かず、2位の中道右派・国民党が連立に応じるかが焦点となります。
開票結果は自由党56議席(得票率28.8%、△25議席)、現ネーハマー首相の国民党52議席(同26.3%、▲19議席)、中道左派・社会民主党41議席(同21.1%、△1議席)、NEOS18議席(同9.2%、△3議席増)、緑の党16議席(同8.3%、▲10議席)の順です。合計183議席で過半数は92議席となります。
オーストリアでポピュリズム政党が第二次大戦後、第1党になるのは初めてのことです。
自由党のヘルベルト・キクル党首は「今日、私たちは新しい時代の扉を開いた。今こそオーストリアの歴史に新たな章を共に書き加える時だ」と勝利宣言しました。
単独過半数を占める政党はありませんから、連立政権になります。
自由党のキクル党首を首相とした、自由党56議席、国民党52議席をあわせた連立政権が誕生する可能性もあります。
ネーハマー首相の国民党52議席、中道左派・社会民主党41議席をあわせれば過半数に届きますから、国民党が社会民主党との連立政権が誕生する可能性もあります。
過半数に届かず、2位の中道右派・国民党が連立に応じるかが焦点となります。
開票結果は自由党56議席(得票率28.8%、△25議席)、現ネーハマー首相の国民党52議席(同26.3%、▲19議席)、中道左派・社会民主党41議席(同21.1%、△1議席)、NEOS18議席(同9.2%、△3議席増)、緑の党16議席(同8.3%、▲10議席)の順です。合計183議席で過半数は92議席となります。
オーストリアでポピュリズム政党が第二次大戦後、第1党になるのは初めてのことです。
自由党のヘルベルト・キクル党首は「今日、私たちは新しい時代の扉を開いた。今こそオーストリアの歴史に新たな章を共に書き加える時だ」と勝利宣言しました。
単独過半数を占める政党はありませんから、連立政権になります。
自由党のキクル党首を首相とした、自由党56議席、国民党52議席をあわせた連立政権が誕生する可能性もあります。
ネーハマー首相の国民党52議席、中道左派・社会民主党41議席をあわせれば過半数に届きますから、国民党が社会民主党との連立政権が誕生する可能性もあります。
外務省のホームページによりますと、令和6年10月18日時点での首相はネーハマー首相になっています。
ただ、新内閣の組閣に合意したとのニュースは見あたりません。交渉中という可能性もあります。
最終的に自由党が政府を率いることはないかもしれませんが、自由党人気の高まりは既にオーストリアの政治、とりわけ移民や欧州連合(EU)に対する意見、ロシアとウクライナの戦争などの問題に影響を及ぼしています。
自由党は激増する移民への不安、高インフレ、ウクライナ支援の是非、コロナ対策に対する国民の不満を煽って支持を広げました。
連立与党の国民党と緑の党は惨敗しました。
オーストリアの人口の27%は本人または片方の親が外国生まれといった移民背景を持ち、民族の危機意識が高まっています。
近年、特にシリアやアフガニスタンの紛争から逃れてきた難民からの大量の難民申請があり、移民政策に関する国民の議論が沸騰していて、反イスラムである自由党は難民申請の保留、却下者の国外追放、国境警備の強化、強制送還で移民を規制する「要塞オーストリア」計画を唱えています。
ウクライナ戦争で欧州連合(EU)は対露制裁を厳格化しましたが、オーストリアは現在もガス輸入量の83%~98%をロシアに依存しています。
しかもオーストリアの公益企業は2040年まで続くロシア企業ガスプロムとの契約によりロシアから大量の天然ガスを購入しなければならなりません。
オーストリア国内でEU政策への反発が強まる中、自由党はロシア産天然ガスの価格は手頃なためエネルギーミックスの一部として残すべきだと主張しています。
また、ロシアのプーチン大統領に近いハンガリーのオルバン・ビクトル首相と歩調を合わせてきました。
オーストリアは、1945年4月13日から、オーストリア国家条約締結の一環としてオーストリア共和国政府が永世中立を宣言した1955年10月26日までの間、連合国4か国軍による占領統治が行われていました。
ナチスドイツによる併合を理由に、ナチスドイツの一番最初の被害者を装おうとしたのですが、連合国に見破られてしまい、加害者として、ドイツと同じく4国による分割統治がなされました。
戦後、オーストリアがナチスやドイツの影の一掃に努める中、今回の選挙で、最も議席数の多かった自由党は1956年、元ナチス党員や汎ゲルマン主義者を中心に結党されました。
反移民、欧州懐疑主義、ナチス時代の政策を称賛する故イェルク・ハイダー党首(任期1986年~2000年)の下で党勢を広げました。
2000年に自由党が国民党との連立で政権入りした際には国際的非難が巻き起こり、EU諸国が一時的に外交制裁を発動しました。
2017年にも国民党主導で連立政権を樹立しています。
自由党は激増する移民への不安、高インフレ、ウクライナ支援の是非、コロナ対策に対する国民の不満を煽って支持を広げました。
連立与党の国民党と緑の党は惨敗しました。
オーストリアの人口の27%は本人または片方の親が外国生まれといった移民背景を持ち、民族の危機意識が高まっています。
近年、特にシリアやアフガニスタンの紛争から逃れてきた難民からの大量の難民申請があり、移民政策に関する国民の議論が沸騰していて、反イスラムである自由党は難民申請の保留、却下者の国外追放、国境警備の強化、強制送還で移民を規制する「要塞オーストリア」計画を唱えています。
ウクライナ戦争で欧州連合(EU)は対露制裁を厳格化しましたが、オーストリアは現在もガス輸入量の83%~98%をロシアに依存しています。
しかもオーストリアの公益企業は2040年まで続くロシア企業ガスプロムとの契約によりロシアから大量の天然ガスを購入しなければならなりません。
オーストリア国内でEU政策への反発が強まる中、自由党はロシア産天然ガスの価格は手頃なためエネルギーミックスの一部として残すべきだと主張しています。
また、ロシアのプーチン大統領に近いハンガリーのオルバン・ビクトル首相と歩調を合わせてきました。
オーストリアは、1945年4月13日から、オーストリア国家条約締結の一環としてオーストリア共和国政府が永世中立を宣言した1955年10月26日までの間、連合国4か国軍による占領統治が行われていました。
ナチスドイツによる併合を理由に、ナチスドイツの一番最初の被害者を装おうとしたのですが、連合国に見破られてしまい、加害者として、ドイツと同じく4国による分割統治がなされました。
戦後、オーストリアがナチスやドイツの影の一掃に努める中、今回の選挙で、最も議席数の多かった自由党は1956年、元ナチス党員や汎ゲルマン主義者を中心に結党されました。
反移民、欧州懐疑主義、ナチス時代の政策を称賛する故イェルク・ハイダー党首(任期1986年~2000年)の下で党勢を広げました。
2000年に自由党が国民党との連立で政権入りした際には国際的非難が巻き起こり、EU諸国が一時的に外交制裁を発動しました。
2017年にも国民党主導で連立政権を樹立しています。