2024年バックナンバー
雑記帳
和歌山2区で世耕氏と二階氏三男が大激戦
令和6年10月9日、衆議院を解散し、事実上の選挙戦が始まりました。
普段は何の話題にもならない和歌山2区に注目が集まっています。
自由民主党前参議院幹事長の世耕弘成参議院議員(早稲田大学卒。NTT社員。伯父である世耕政隆の死去に伴う補欠選挙で当選)は、令和6年10月5日、田辺市で記者会見し、衆院にくら替えして和歌山2区から立候補すると表明しました。
政治資金不記載問題で離党勧告を受けて自民党を離党しています。
自由民主党は、同選挙区で、裏金事件の責任を取る形で引退する二階俊博元幹事長の後継として、二階氏の三男である二階伸康氏(青山学院大学卒。全日空社員16年、退職して秘書)を公認しており、保守分裂の選挙となります。
世耕弘成参議院議員は、参議院議員として26年間の国政歴があり、平成24年に内閣官房副長官、平成28年経済産業大臣、令和元年参議院自民党幹事長と華やかな表舞台で活躍してきました。
世耕弘成参議院議員は、かねてより、林芳正幹事長と同様、総理大臣を目指して衆議院議員への鞍替えをねらっていました。
ずっと、立ちはだかったのが、二階俊博元幹事長です。
世耕参議院議員と二階元幹事長は、選挙区がダブります。
世耕参議院議員の地元は新宮市です。
和歌山県の選挙区は、今回から1区と2区だけになりましたが、従前は、1区、2区。3区に分かれていました。世耕参議院議員の地元の新宮市も、二階元幹事長の御坊市も、旧区割りでは和歌山3区、新区割りでは和歌山2区で、完全に選挙区がバッティングしていて、世耕参議院議員の鞍替えが難しい状態が続いていました。
普段は何の話題にもならない和歌山2区に注目が集まっています。
自由民主党前参議院幹事長の世耕弘成参議院議員(早稲田大学卒。NTT社員。伯父である世耕政隆の死去に伴う補欠選挙で当選)は、令和6年10月5日、田辺市で記者会見し、衆院にくら替えして和歌山2区から立候補すると表明しました。
政治資金不記載問題で離党勧告を受けて自民党を離党しています。
自由民主党は、同選挙区で、裏金事件の責任を取る形で引退する二階俊博元幹事長の後継として、二階氏の三男である二階伸康氏(青山学院大学卒。全日空社員16年、退職して秘書)を公認しており、保守分裂の選挙となります。
世耕弘成参議院議員は、参議院議員として26年間の国政歴があり、平成24年に内閣官房副長官、平成28年経済産業大臣、令和元年参議院自民党幹事長と華やかな表舞台で活躍してきました。
世耕弘成参議院議員は、かねてより、林芳正幹事長と同様、総理大臣を目指して衆議院議員への鞍替えをねらっていました。
ずっと、立ちはだかったのが、二階俊博元幹事長です。
世耕参議院議員と二階元幹事長は、選挙区がダブります。
世耕参議院議員の地元は新宮市です。
和歌山県の選挙区は、今回から1区と2区だけになりましたが、従前は、1区、2区。3区に分かれていました。世耕参議院議員の地元の新宮市も、二階元幹事長の御坊市も、旧区割りでは和歌山3区、新区割りでは和歌山2区で、完全に選挙区がバッティングしていて、世耕参議院議員の鞍替えが難しい状態が続いていました。
世耕参議院議員は、今回の選挙で、仮に、二階元幹事長が出馬していたとしても、自由民主党を離れ、無所属で新和歌山2区から出馬する覚悟を決め、現実に動いていたという話もあります。
なお、世耕参議院議員は、理屈の上では、和歌山1区から出馬するということも可能でしょうが、和歌山1区は自民党が弱いため(小選挙区制になって10回の選挙で自民党候補は2回のみ当選。2回当選した議員は、最初は無所属で出馬し、当選後に自民党に入党して、2回当選しています。つまり、1人だけということになります)、当選し続けることは困難でしょう。
自由民主党は、和歌山1区(現在は維新)に出馬するなら、当選すれば復党を認めるという案を出していたようですが、もともと地元が異なる上、仮に、和歌山1区で当選しても、それ以降、当選しつづけられるという保証はないわけですから、無理な提案です。
また、自由民主党は、令和7年の参議院議議員選挙に出馬してほしかったのでしょうが、今回のように、二階元幹事長の不出馬という、これとないチャンスを逃すはずはありません。
一度、二階元幹事長の三男が和歌山2区から1度でも当選したのでは、和歌山2区に鞍替えしにくくなるのは目に見えています。
自由民主党和歌山県連の中村幹事長は、すでに党公認候補がいるなかでの世耕氏のくら替え出馬の方針を批判して「党の公認候補に対抗して立候補することは重大な党規違反に準ずる行為」と言っているようですが、離党した参議院議員に、党規違反はないでしょう。
また、中村県連幹事長は、党本部の森山裕幹事長に、世耕氏が当選しても「復党を承認することはない」という言質を取ったとしいますが、自由民主党と公明党の獲得した議席の多寡次第でどうにでもなることでしょう。
世耕氏は立候補会見で、まず、謝罪した後、裏金事件について「心から反省していることをお伝えしたい」と頭を下げ、説明責任について問われると、記者会見を2回開き、質問が尽きるまでお答えをいたしました。さらに政治倫理審査会にも、私は自ら手を挙げて出席をして質問に答えた。特捜部の捜査にも全面的に協力して、不起訴という結論だった」と、説明を果たしてきたと強調しました。
なお、立候補会見のダイジェストがyoutubeにあがっていましたが「26年間の国会議員の経験のある候補者を選ぶか、新人を選ぶかは、有権者の方々に判断いただきたい」と述べていました。
いつもは無風区で、何のおもしろみもない選挙区が、おもしろくなってきています。
私は、兵庫7区にしか投票できませんが・・
なお、世耕参議院議員は、理屈の上では、和歌山1区から出馬するということも可能でしょうが、和歌山1区は自民党が弱いため(小選挙区制になって10回の選挙で自民党候補は2回のみ当選。2回当選した議員は、最初は無所属で出馬し、当選後に自民党に入党して、2回当選しています。つまり、1人だけということになります)、当選し続けることは困難でしょう。
自由民主党は、和歌山1区(現在は維新)に出馬するなら、当選すれば復党を認めるという案を出していたようですが、もともと地元が異なる上、仮に、和歌山1区で当選しても、それ以降、当選しつづけられるという保証はないわけですから、無理な提案です。
また、自由民主党は、令和7年の参議院議議員選挙に出馬してほしかったのでしょうが、今回のように、二階元幹事長の不出馬という、これとないチャンスを逃すはずはありません。
一度、二階元幹事長の三男が和歌山2区から1度でも当選したのでは、和歌山2区に鞍替えしにくくなるのは目に見えています。
自由民主党和歌山県連の中村幹事長は、すでに党公認候補がいるなかでの世耕氏のくら替え出馬の方針を批判して「党の公認候補に対抗して立候補することは重大な党規違反に準ずる行為」と言っているようですが、離党した参議院議員に、党規違反はないでしょう。
また、中村県連幹事長は、党本部の森山裕幹事長に、世耕氏が当選しても「復党を承認することはない」という言質を取ったとしいますが、自由民主党と公明党の獲得した議席の多寡次第でどうにでもなることでしょう。
世耕氏は立候補会見で、まず、謝罪した後、裏金事件について「心から反省していることをお伝えしたい」と頭を下げ、説明責任について問われると、記者会見を2回開き、質問が尽きるまでお答えをいたしました。さらに政治倫理審査会にも、私は自ら手を挙げて出席をして質問に答えた。特捜部の捜査にも全面的に協力して、不起訴という結論だった」と、説明を果たしてきたと強調しました。
なお、立候補会見のダイジェストがyoutubeにあがっていましたが「26年間の国会議員の経験のある候補者を選ぶか、新人を選ぶかは、有権者の方々に判断いただきたい」と述べていました。
いつもは無風区で、何のおもしろみもない選挙区が、おもしろくなってきています。
私は、兵庫7区にしか投票できませんが・・