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雑記帳

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衆議院議員選挙 和歌山2区 世耕弘成氏が無所属で立候補の意向固める

 令和6年9月30日までに、次の衆議院議員選挙の和歌山2区に、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で令和6年4月に自民党を離党した世耕弘成元経済産業大臣・前自由民主党参議院幹事長が無所属で立候補する意向を固めたことがわかりました。
 令和6年10月5日、自身の後援会から了承を得たうえで、和歌山県内で記者会見を開き正式に立候補を表明する方向で調整しているということです。

 今回の衆議院議員選挙から、和歌山県の選挙区が、3区から2区に減少します。
 和歌山1区は和歌山市、紀の川市、岩出市の3市から成ります。和歌山市と、そのベッドタウンですね。
 和歌山2区は、和歌山県のその他です。

 世耕弘成氏は61歳で、祖父が設立した近畿大学(令和6年の一般入試志願者数は約14万7000人と、11年連続で国内最多です)の理事長をつとめていて、伯父、世耕政隆の死去に伴う参議院和歌山県選挙区の補欠選挙に自由民主党公認で出馬し初当選、当時の森派に入会して当選5回の参議院議員をつとめています。

 令和6年4月、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で党から離党勧告を受け、離党しました。

 世耕弘成氏は、かねてから、総理大臣をねらって衆議院議員に鞍替えしようとしていましたが、二階俊博元自由民主党幹事長が引退することから、衆議院議員選挙に鞍替えします。
 一時期、二階俊博元幹事長に対抗して、無所属で旧和歌山3区から衆議院選挙に出馬という噂もあったのですが、断念していたようです。
 衆議院の和歌山2区をめぐっては、自由民主党の新人で、二階俊博元幹事長の三男で元公設秘書の二階伸康氏が対抗馬とされています。その他、共産党、諸派の立候補者が出馬を予定しています。

 和歌山2区の選挙民は、世襲や裏金は気にしないでしょう。
 どちらも世襲ですし、裏金という点でも同じです。
 やはり、地元のために働いてくれそうだから、具体的には、公共事業を地元に持ってきてくれる候補者を選ぶと思います。

 紀伊半島を1周する高速道路・自動車専用道路のうち和歌山県部分は、すさみ・串本間が令和7年春に完成予定、残りの串本・太地間(18.4km)が令和3年に起工して、完成は間違いないですから、二階俊博元幹事長は、地元のためによく働いてくれたということになります。冗談を抜きにして、紀伊半島を1周し、高台に位置している高速道路・自動車専用道路がなければ、ひとたび地震が起これば、一般道が寸断され、能登半島の二の舞になります。

 毀誉褒貶のある二階俊博元幹事長ですが、和歌山県のために十分な功績があったと言えるでしょう。
 
 話を戻して、世耕弘成氏は、日本のために働いても、地元和歌山県のために働いてくれるということは、全く期待できません。
 和歌山2区の選挙民が、どういう選択をするかどうか見物ですね。

 ちなみに、和歌山1区は平成21年以降、自由民主党の候補者が当選したことがありません。地元のために働いてくれそうだからということは考えないのでしょうね。どの道府県の1区(道府県庁所在地を含む選挙区)も、同じ傾向にあります。

 私が投票する兵庫7区(西宮市と芦屋市)は、自由民主党の現職と、日本維新の会で比例復活した現職との争いになる模様です。
 自由民主党の現職は、甲陽園駅前で、演説しているのをよく見かけます。日本維新の会の現職は、演説するのを見かけたことがありません。
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