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雑記帳

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中国原子力潜水艦が沈没 軍は隠蔽、放射能汚染・死傷者不明

 アメリカ紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、令和6年9月26日、中国で就役前の最新鋭原子力潜水艦が5月下旬から6月上旬の間に沈没したと報じました。
 中国軍や地元当局は沈没が起きたことを隠蔽して公表していません。
 どのような経緯で沈没したかは不明ですが、習近平政権が米国に対抗するために進めている海軍増強計画に大きな打撃となっている模様です。

 WSJによりますと、沈没したのは攻撃型原子力潜水艦「周」級の1番艦です。
 同艦は、令和6年5月下旬、湖北省武漢市の造船所で桟橋に停泊し、装備の調整に入っている様子が民間人工衛星の画像で確認されましたが、その後に沈没したとみられます。
 その後沈没したとみられ、令和6年6月上旬の衛星写真で、大型のクレーンが現場に到着し、沈没した潜水艦を川底から引き揚げている様子が確認されました。

 アメリカ政府は、沈没時に核燃料を積んでいたかどうか把握していませんが、専門家はその可能性が高いとみているようです。
 また、中国当局が放射能汚染の有無を調べた形跡や死傷者についてアメリカ政府は確認していません。

 中国の潜水艦は、中国名とは別に、NATOコードがあり、歴代王朝の名前が付いているようです。
 平成30年1月、中国の原子力潜水艦が、海上自衛隊の対潜哨戒機に探知されて2日間追跡され、1月12日、沖縄県の尖閣諸島の接続水域を潜水中に警告を受け、公海上で浮上し中国国旗を立てたということがありました。
 日本の対潜哨戒の能力は世界一といわれていますが、中国の潜水艦は、もともと音が大きく、通常レベルの対潜能力がある国であれば発見できるレベルだそうです。
 なお、当該潜水艦は「商」級の潜水艦ということでした。
 なお、沈没したのは攻撃型原子力潜水艦「周」級の1番艦ということで、未就役であったということになります。
 長江(揚子江)は、潜水艦が潜水できるだけの幅と深さがあるのですね。

032型「清」級 2011年~現在
035/A/G/B型「明」級 1974年
091/G型「漢」級 1974年~1990年
039型/039G型「宋」級 1999年~2006年
094型「晋」級 2007年~現在
093型「商」級 2006年~現在
039A型/039B型「元」級 2006年~現在

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