雑記帳
雑記帳
イスラエル軍、ヒズボラ最高指導者を殺害 レバノン首都空爆で
イスラエル国防軍は、令和6年9月28日、前日のレバノンの首都ベイルート南部ダヒエへの空爆で、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師を殺害したと発表しました。
ヒズボラも、同日、ナスララ師が死亡したと声明を出しました。
イスラエルとヒズボラは戦争状態にあります。
正規軍同士ではない戦闘である点、相手と同じ戦術では勝利が困難な交戦集団が、相手にとって予想も対抗も困難な別の手段によって戦闘をしかけることで戦われていますから「非対称戦争」です。
イスラエル国防軍は、令和6年9月27日から、レバノンの首都ベイルートに夜間攻撃を実施していました。
イスラエル国防軍は、これについて、ナスララ師や複数のヒズボラ司令官を標的にしたものだと説明しています。ヒズボラの司令部は「ベイルート南部ダヒエの集合住宅の地下に設置されていた」「ヒズボラの上級指揮系統が同組織の拠点となっているダヒエ郊外で活動している最中に行われたとしています。
この攻撃で、ナスララ師のほかに、ヒズボラの南部戦線を指揮していたアリ・カラキ司令官など複数の幹部が殺害された模様です。また、幹部クラス20名も殺害されています。
イスラエル国防軍は、イスラエル軍は現在レバノンにおいてヒズボラのインフラを攻撃しているのだと述べ、「我々の戦争はレバノンの人たち相手のものではない。我々の戦争はヒズボラ相手だ」と強調しています。ただ、F15戦闘機から大型地下貫通爆弾により、ビル6棟を吹き飛ばしていますから、それなりの人数の民間人が巻き添えになっている可能性が大きいとされています。
イスラエルでは、ナスララ師の殺害は大勝利と受け止められるでしょう。
30年以上、ナスララ師はヒズボラの中心的な存在でした。
ナスララ師は、最も近い関係にあるイラン国内の支持勢力に支えられ、ヒズボラを本格的な戦闘集団に作り上げました。
そのためイスラエルは2000年には、それまで20年続いたレバノン南部侵攻を終わらせなくてはならなかったほどでした。
ナスララ師は2006年にはヒズボラを率いて、イスラエル軍相手に戦況を膠着状態に追込むまで戦いました。
イスラエルに敵対する一人の人間として、ナスララ師は最大級の存在でした。ナスララ師彼に匹敵はしないまでもそれに近いと言える存在は、近年ではかろうじて、2023年10月のイスラエル奇襲を計画したイスラム組織ハマスのヤヒヤ・シンワル氏くらいでした。
イランがどう動くかです。
ヒズボラもイランも、イスラエルの都市にミサイルを撃ち込めば、イスラエルによるイランへの激しい報復攻撃、さらに、巡航ミサイルを装備した軍艦を沖合に配備している、アメリカが参戦し得る事態です。
イラクやシリア、イエメンで、イランの後ろ盾を受ける民兵がますます関与を高める可能性もあります。
ヒズボラも、同日、ナスララ師が死亡したと声明を出しました。
イスラエルとヒズボラは戦争状態にあります。
正規軍同士ではない戦闘である点、相手と同じ戦術では勝利が困難な交戦集団が、相手にとって予想も対抗も困難な別の手段によって戦闘をしかけることで戦われていますから「非対称戦争」です。
イスラエル国防軍は、令和6年9月27日から、レバノンの首都ベイルートに夜間攻撃を実施していました。
イスラエル国防軍は、これについて、ナスララ師や複数のヒズボラ司令官を標的にしたものだと説明しています。ヒズボラの司令部は「ベイルート南部ダヒエの集合住宅の地下に設置されていた」「ヒズボラの上級指揮系統が同組織の拠点となっているダヒエ郊外で活動している最中に行われたとしています。
この攻撃で、ナスララ師のほかに、ヒズボラの南部戦線を指揮していたアリ・カラキ司令官など複数の幹部が殺害された模様です。また、幹部クラス20名も殺害されています。
イスラエル国防軍は、イスラエル軍は現在レバノンにおいてヒズボラのインフラを攻撃しているのだと述べ、「我々の戦争はレバノンの人たち相手のものではない。我々の戦争はヒズボラ相手だ」と強調しています。ただ、F15戦闘機から大型地下貫通爆弾により、ビル6棟を吹き飛ばしていますから、それなりの人数の民間人が巻き添えになっている可能性が大きいとされています。
イスラエルでは、ナスララ師の殺害は大勝利と受け止められるでしょう。
30年以上、ナスララ師はヒズボラの中心的な存在でした。
ナスララ師は、最も近い関係にあるイラン国内の支持勢力に支えられ、ヒズボラを本格的な戦闘集団に作り上げました。
そのためイスラエルは2000年には、それまで20年続いたレバノン南部侵攻を終わらせなくてはならなかったほどでした。
ナスララ師は2006年にはヒズボラを率いて、イスラエル軍相手に戦況を膠着状態に追込むまで戦いました。
イスラエルに敵対する一人の人間として、ナスララ師は最大級の存在でした。ナスララ師彼に匹敵はしないまでもそれに近いと言える存在は、近年ではかろうじて、2023年10月のイスラエル奇襲を計画したイスラム組織ハマスのヤヒヤ・シンワル氏くらいでした。
イランがどう動くかです。
ヒズボラもイランも、イスラエルの都市にミサイルを撃ち込めば、イスラエルによるイランへの激しい報復攻撃、さらに、巡航ミサイルを装備した軍艦を沖合に配備している、アメリカが参戦し得る事態です。
イラクやシリア、イエメンで、イランの後ろ盾を受ける民兵がますます関与を高める可能性もあります。