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雑記帳

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太陽光パネルのリサイクル義務化へ 大量廃棄と環境破壊を防止、日本発の薄型電池の普及も後押し

 政府は、太陽光パネルのリサイクルを義務化する方針を固めました。
 2010年代後半から増え始めた太陽光パネルの多くは30年代に耐用年数を超え、大量廃棄されかねないため、企業などにリサイクルを義務付けて環境負荷の軽減を図ります。
 リサイクルせずに廃棄や放置した場合の罰則を設けることも視野に入れます。
 経済産業省と環境省は、令和6年9月、新たな有識者会議を設置し、年内をめどに具体的なリサイクルの方法や、費用補助などの支援策をまとめます。
 令和7年の通常国会に関連法案を提出します。

 太陽光発電は、東日本大震災後、原子力発電や火力発電に代わるエネルギーとしての期待が高まり、急速に拡大しました。
 令和4年度末には8500万キロ・ワットと、世界3位の導入量に上っています。
 現在、太陽光パネルはリサイクルが義務化されておらず、撤去後は大半が埋立処分されています。
 主流のシリコン太陽電池パネルには鉛が使われているほか、カドミウムなどの有害物質を含むタイプもあります。
 耐用年数が20年~30年と長いため、現在のところ大きな影響は出ていませんが、2030年代後半に年17万トン以上が廃棄されるとの予測もあり、制度が未整備のままでは環境負荷が大きくなる恐れがあります。

 太陽光パネルから取り出したガラスやシリコンなどは再利用し、資源の有効活用を図ります。有識者会議では、リサイクルしやすいパネルの回収方法を検討します。

 EUは、平成24年に使用済み太陽光パネルの回収・リサイクルを義務化しました。
 アメリカでは州ごとに規制が進んでいます。

 太陽光パネルのリサイクル義務化と合わせ、日本発の「ペロブスカイト太陽電池」の普及も後押しします。
 軽量で薄く、曲げられるのが特長で、ビルの壁面や車の屋根などに設置できます。
 しかし耐用年数が10年程度と太陽光パネルより短いため、リサイクル費用を一部補助し、循環サイクルを整えることも検討しています。
 原料となるヨウ素などは多くが国産品を調達できるため、経済安全保障の点でも重要視されています。国内外で大きなシェアを占める安価な中国製太陽光パネルに代わる存在として育てば、世界市場をリードすることも可能となります。
 うまくいけばの話ですが・・・
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