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2024年バックナンバー

雑記帳

東南アジアの「台風ヤギ」(台風11号)被害で500人死亡

 台風には従来、米国が英語名(人名)を付けていました。
 カスリーン(キャサリン。KATHLEEN)台風、アイオン(IONE)台風、キティ(KITTY)台風、ジェーン(JANE)台風、ルース(RUTH)台風などがあります
 日本では、台風は、その年に発生した順番に1号、2号と名前がつけられます。

 台風は、日本だにだけ来るものではありません。東アジアや東南アジアにも被害をもたらします。
 現在、台風は、あらかじめ用意された140個のアジア名を順番に用いています。

 台風の名前

 日本で、コラムを書いている時点における最大の台風は、台風11号(ヤギ。日本が命名)でした。

 台風11号(ヤギ)は、令和6年9月2日15時ごろにフィリピンのルソン島北部に上陸し、翌日南シナ海へと抜けると、急速に発達して非常に強い勢力にまで発達しました。
 令和6年9月5日の正午には中心気圧が915hPaとなり、今年初の猛烈な勢力に発達しました。

 台風11号(ヤギ)はこれまでにベトナム、タイ北部、ラオスを襲い、ベトナムで約300人、タイで42人、ラオスで4人が死亡しました。
 また、フィリピンでも21人が死亡し、26人が行方不明となっています。

 ミャンマーの被害は特に深刻です。
 ミャンマーでは少なくとも384人が死亡して77人が行方不明になっているそうです。
 ただ、ミャンマーでは、道路や橋が寸断され、電話やインターネット回線も遮断されているため、状況の把握は困難となっています。
 さらに、ミャンマーでは、令和3年に軍がアウンサンスーチー政権を倒して以降、内戦状態が続いていて、被災地との通信が困難なため、被害の全容把握が遅れています。独立系の分析者によれば、軍政は国内の半分以下の地域しか支配していないとされています。
 死者が何人になるかは、予想がついていません。
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