2024年バックナンバー
雑記帳
ヒズボラ戦闘員の「ポケベル」次々に爆発 9人死亡 レバノン
令和6年9月17日、レバノンの親イラン民兵組織・ヒズボラの戦闘員らが所持するポケットベルが一斉に爆発し、多数の死傷者が出ました。これまでに9人が死亡、2800人が怪我をしたとのことです。
さらに、令和6年9月18日にも、他の通信機器で爆発が起き、9人が死亡し、300人が怪我をしたとのことです。
17日に爆発したのは日本で「ポケットベル」と呼ばれるタイプで、同型の商品を出荷する台湾企業は、社名は明かさずに商標権を持つ欧州の会社が製造したと述べたそうです。
ヒズボラは、イスラエルによる情報収集を避けるため、携帯電話ではなくこのローテク機器を戦闘員らに配布していたそうです。
通信機器はそれぞれバッテリーの隣に爆発物が配置され、スイッチを仕込んで遠隔操作で爆発させる仕組みだったそうです。
イスラエル側が端末の製造・流通過程で爆発物を組み込み、通信によって遠隔操作した可能性が指摘されています。
「ポケベル」とは懐かしいですね。
ポケベルは液晶画面に数字や文字で受信したメッセージが表示される小型の通信機器で、日本でも携帯電話が普及する前の1990年代に盛んに利用されました。
通常の利用方法は「こちらに電話してくれ」という趣旨で、電話番号がディスプレイに表示され、受けた側が、自宅の固定電話か、公衆電話から電話をかけるという仕組みです。
ポケベルは当初、番号だけしか送ることができませんでした。そのため、文字を使った語呂合わせで様々なメッセージが誕生しました。記憶にある人も、おられるでしょう。
携帯電話と異なり、発信機能がありません。
「ポケベルが鳴らなくて」という歌もありましたね。
爆発したポケベルに話を戻して、情報端末のサプライ・チェーン(供給網)への侵入が安全保障上のリスクとして浮上してきたといえます。
日本は、値段の問題さえなければ、ほぼすべての工業製品をつくろうと思えばつくれますから、自国の安全という観点からして、少し有利な立場にあるかも知れません。もっとも、金型が残っていなければ、高価になってしまいます。