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2024年バックナンバー

雑記帳

エレベーターに乗った順と受付順の「逆転現象」

 飲食店やクリニックなどが入るテナントビルで、1階のエレベーターで複数人が待つ中、一番先に乗り込んだものの、後から乗ってきた人が目的階で先に降りて、自分の受付は最後だったということはありますね。
 先にエレベーターに入った人が奥に入るというのが普通ですから、先にエレベーターに入った人が、後に入った人より、後で飲食店に入ったり、クリニックに入ったりすることがあります。
 飲食店が満席でない限り、先に入ろうが、後に入ろうが、さほど問題はありません。
 クリニックの場合は、確実に、先にエレベータから出た人が、受付をすませてしまいますから、後に入った場合損をします。こういう場合にかぎって、先に受付を済ませた患者の診察時間が長い(長く感じる)ものです。

 自分が先にエレベーターに乗ったのだから、受付も先にできる権利があり、後から乗って来た人が譲ってくれるべきと考え、エレベーターに乗った順番と受付の順番の「逆転」に、不満を持つ人もいます。
 「乗った順=受付順」という明確なマナーはなく、不満を持つ人、何も気にしない人もいます。

 気にする人なら、エレベーターに先に入った場合、昇降ボタンがあるところに先に陣取って、目的の会が近づいたら、ドアの所に進み、我先に出るという方法もあります。
 マナーのある人なら、後からエレベーターに入ったため自分が先に出ても、先にエレベーターに入った人を待つということもありえます。

 私自身、エレベーターに乗った順番に、ロープウェーに乗る順番に並ばせるという観光地を見たことがあります。

 広島県尾道市にある千光寺山ロープウェイです。
 箱庭のような尾道の市街地や瀬戸内の島々を音声ガイドとともに楽しめ、ロープウェーを降りると、日本さくら名所100選にも選ばれた千光寺公園があり、公園は、桜の季節は花見客で賑っています。
 まず、1階のロープウェー乗り場に行くエレベーターに順番に並びます。
 1階でエレベーターに乗り、ロープウェー乗り場がある2階までいって、そこからロープウェー乗り場に並びます。
 2階で整理員がいて、どのグループ、どの人が先であったか聞いて、その順番に、ロープウェー乗り場に並ばせます。

 ロープウェーが30分に1本という時刻表が掲げてあります。
 私がいったときは、花見の季節ですから、ロープウェーは時刻表無視のフル回転で、少し遅れようが、上下いずれかが満員になれば発車しますから、さほど待たずに乗れました。
 ただ、閑散期には問題が生じるようです。
 係員さんに聞くと、クレームがあったらしいです。
 先にエレベーターに乗ったため、後でエレベータを降りざるを得なかったグループがいて、そのグループの手前で、ロープウェーの定員になったため、そのグループ全体が、30分待たされるはめになって苦情が出たらしいです。
 正当なクレームでしょうか、いわゆるカスハラでしょうか。
 いずれにせよ、そのようなことがあってから、エレベーターに乗った順に、ロープウエー乗り場に並ばせるという方式をとったそうです。

 あまり賢明ではないですね。
 ロープウェーの定員を50名とし、エレベーターの定員を20人とすれば、20人ずつ2回2階に昇ってもらい、最後に10人に2階に昇ってもらって、後は、エレベーターの前で整列して待ってもらいます。極端な話、50人くらい並ぶことができるだけのスペースはあります。
 上からのエレベーターの発車時間10分前ころに、20人+20人+10人を2階に昇ってもらえばいいということでしょう。
 ロープウェーのどこに立つか(景色の見られる後方がいいでしょう)が問題ではなく、30分待たずに乗れれば問題は生じません。
 そうすれば、2階の整理員に、どのグループ、どの人が先にエレベーターに乗ったか聞いて、その順番に、ロープウェー乗り場に並ばせるという手間が省けます。

 ただ、クレーマーはいるものですね。
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