2024年バックナンバー
雑記帳
ポーランドとバルト諸国が国境を要塞化
ポーランドとバルト諸国は、ウクライナが敗北すれば、次にロシアから侵略されるのは自国だと考えています。
理屈からすれば、フィンランドが一番長い国境線を有しているのですが、フィンランドは優秀な陸軍、十分に訓練された国民および多数の爆弾シェルターを有するだけでなく、その広大で人口希薄な森林に覆われた地勢が侵攻するロシア軍を悩ますことになります。
よって、フィンランドは敵を自国領内に侵入させてもなお効果的な防御をしかけることができます。
ロシアが、侵略戦争を仕掛ける、最初のターゲットはフィンランドではありません。
まず、ポーランドを考えてみましょう。
ポーランドは北大西洋条約機構(NATO)に加盟しています。NATO条約5条によれば、NATOの一国に対する攻撃はすべての加盟国に対する攻撃とされ、他の国は、
加入国のために戦う義務を負っています。
ただ、ほとんどのポーランド人は自ら自国を守る必要があると信じています。
当たり前ですよね。自国が侵略されて、その国民に戦う意思がなければ、他の国は、いくら軍事同盟を締結していても、戦ってくれません。また、ドイツとロシア(ソ連)に両道分割され、2度地図から消去ったという過去があります。
ポーランドは武装するだけでなく、ロシア、ベラルーシも一部ウクライナとの国境沿いを要塞化することに資源を投入することを決定しました。
この計画を首相の名前をかりて「Tusk Line」として、令和10年までに完成させる予定です。ポーランド国民に国の防衛のために大きな財政的犠牲を払う用意があります。さらに、ポーランドは欧州連合(EU)の支援を当てにしています。ポーランドが、ドイツなどにとっての「盾」ですから。
ポーランドの「Tusk Line」は、約700キロメートルの自然のガードレールを作ることにもっと重点が置かれます。自然の障害物を十二分に活用し、新たな障害物を作り、もってポーランド軍が安全で効果的な堡塁を設けることとしています。
バルト三国は、ロシアの侵攻軍が各国の領土に突っ込むことを阻止するために、東部国境に連結された要塞、「Baltic Defense Line」を必要とすると決定しました。
共同計画では、エストニアだけで約600の要塞化された掩蔽壕を6400万ドルで建設し、リトアニアには18の「counter-mobility parks」(対人および対車両防御装置の緊急展開拠点)を設置します。
ただ、バルト三国は、ロシアが侵攻すれば、数日中に占領されるでしょうね。
要塞化には時間を要します。これら諸国の努力をNATO全体の戦略に取り込むことも必要であろう。これら諸国にとって、ウクライナの戦況そのものが、彼らの安全保障に直接影響を及ぼしますから。
理屈からすれば、フィンランドが一番長い国境線を有しているのですが、フィンランドは優秀な陸軍、十分に訓練された国民および多数の爆弾シェルターを有するだけでなく、その広大で人口希薄な森林に覆われた地勢が侵攻するロシア軍を悩ますことになります。
よって、フィンランドは敵を自国領内に侵入させてもなお効果的な防御をしかけることができます。
ロシアが、侵略戦争を仕掛ける、最初のターゲットはフィンランドではありません。
まず、ポーランドを考えてみましょう。
ポーランドは北大西洋条約機構(NATO)に加盟しています。NATO条約5条によれば、NATOの一国に対する攻撃はすべての加盟国に対する攻撃とされ、他の国は、
加入国のために戦う義務を負っています。
ただ、ほとんどのポーランド人は自ら自国を守る必要があると信じています。
当たり前ですよね。自国が侵略されて、その国民に戦う意思がなければ、他の国は、いくら軍事同盟を締結していても、戦ってくれません。また、ドイツとロシア(ソ連)に両道分割され、2度地図から消去ったという過去があります。
ポーランドは武装するだけでなく、ロシア、ベラルーシも一部ウクライナとの国境沿いを要塞化することに資源を投入することを決定しました。
この計画を首相の名前をかりて「Tusk Line」として、令和10年までに完成させる予定です。ポーランド国民に国の防衛のために大きな財政的犠牲を払う用意があります。さらに、ポーランドは欧州連合(EU)の支援を当てにしています。ポーランドが、ドイツなどにとっての「盾」ですから。
ポーランドの「Tusk Line」は、約700キロメートルの自然のガードレールを作ることにもっと重点が置かれます。自然の障害物を十二分に活用し、新たな障害物を作り、もってポーランド軍が安全で効果的な堡塁を設けることとしています。
バルト三国は、ロシアの侵攻軍が各国の領土に突っ込むことを阻止するために、東部国境に連結された要塞、「Baltic Defense Line」を必要とすると決定しました。
共同計画では、エストニアだけで約600の要塞化された掩蔽壕を6400万ドルで建設し、リトアニアには18の「counter-mobility parks」(対人および対車両防御装置の緊急展開拠点)を設置します。
ただ、バルト三国は、ロシアが侵攻すれば、数日中に占領されるでしょうね。
要塞化には時間を要します。これら諸国の努力をNATO全体の戦略に取り込むことも必要であろう。これら諸国にとって、ウクライナの戦況そのものが、彼らの安全保障に直接影響を及ぼしますから。