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2024年バックナンバー

雑記帳

気候関連災害の被害が最も大きいアジア 世界平均より温暖化が速い

 台風10号は京阪神は大したことはなかったですが、死者が出るとという甚大な被害をもたらしました。
 死亡された方の冥福をお祈りいたします。

 世界気象機関(WMO)は、令和6年4月23日、「2023年アジアの気候現況報告書」を発表し、「アジアが気候関連災害によって世界で最も大きな被害を受けた地域であることが分かった」とし、「洪水と暴風による死傷者と経済的損失が最も大きく、猛暑の影響はさらに深刻になった」と明らかにしました。

 気候関連災害に直接影響を受けたアジア人は900万人を超えることが分かりました。 報告された全体災害による死亡者は2000人を超え、このうち60%以上が洪水と関連したものでした。
 最も人命被害が大きかった地域はインド、パキスタン、ネパールで、これらの地域では令和5年6月と7月の洪水と暴風による自然災害で少なくとも599人が死亡しましたた。

 WMOは「アジアは世界平均よりさらに速く温暖化が進んでおり、1961年~1990年以後、温暖化の傾向がほぼ2倍に強まった」と分析しています。
 令和5年、アジアの指標付近の温度(地表から1.2~2メートルの間の温度)の年平均値は過去2番目に高かったことが分かりました。1991~2020年の平均より0.91度、1961~1990年の平均より1.87度高かったそうです。
 この過程で多くの地域で猛暑を記録し、インドでは4月と6月の熱中症による死亡者が110人余りに達したほか、中国では全国気象観測所の約70%から40度を超える記録が出ました。

 WMOのセレスト・サウロ事務局長は「アジア地域の多くの国が、令和5年に日照りと猛暑、洪水、暴風など極限状況と共に記録上最も暑い年を経験した」としたうえで、「気候変動がこのような事件の頻度と深刻性を悪化させ、社会、経済、最も重要な人間の暮らしとわれわれが生きる環境に深刻な影響を及ぼした」と述べました。


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