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2024年バックナンバー

雑記帳

「キャッシュレス決済」限定のバス、令和6年11月にも運行へ 現金管理など運転手の負担軽減図る

 令和6年11月にも、運賃の支払いをキャッシュレス決済に限定したバスの運行が全国で始まります。
 国土交通省は、令和6年8月30日、バス運送の基本ルールを示す同省の標準運送約款を改正する方針しました。
 現金の管理には手間やコストがかかっていて、人口減少で厳しさが増すバス会社の経営改善につなげる狙いがあります。

 令和6年11月以降、東急バス(東京)や京王バス(同)、西日本鉄道(福岡市)など18事業者が順次、実証実験として運行します。
 対象は全国29路線で、訪日外国人の多い観光地、競技場と鉄道駅を結ぶ路線、生活路線ですでにキャッシュレス比率が高い地域などで行ないます。

 国土交通省は、令和7年3月をめどに、利用状況や運転手の負担軽減効果のほか、現金しか持たない人への対応といった課題もまとめ、全国のバス事業者で導入の判断に利用してもらう考えです。

 主要なバス会社を対象とした同省の調査では、運賃支払いのうち88.4%(令和4年3月末時点、金額ベース)がキャッシュレス決済でした。
 一方で現金払いへの対応も従来通り行っているため、お金の受け渡しや運賃箱の管理などに負担が生じています。
 完全キャッシュレスになれば、全国の主要バス会社で年間計86億円の経営改善効果が期待されるということです。

 ロンドンの2階建てバスなどは、ずいぶん前から、キャッシュレスでした。
 乗車時に、オイスターカードという交通カードをタッチするのですが、いわゆるVISAタッチなど(VISAカードだけではなく、マスターカードやJCBにも電波マークのついているクレジットカードでも同じです)で、乗車します。

 日本でも、都市部などでは可能でしょう。
 ちなみに、地方に旅行すると、交通系カードが使えず、現金のみというバスが結構あります。
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