雑記帳
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産経新聞社説・辺野古ダンプ事故 危険な抗議活動をやめよ
令和6年7月11日付・産経新聞社説・辺野古ダンプ事故 危険な抗議活動をやめよ
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沖縄県や県警が適切に対応していたら、防げた事故だったのではないか。
同県名護市安和(あわ)の国道で6月、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議する女性と警備員の男性がダンプカーにひかれ、男性が死亡する事故が起きた。女性は足を骨折した。
現場では数年前から、辺野古移設工事に使う土砂を運搬するダンプカーの前を反対派がゆっくりと歩いて妨害する抗議活動が行われていた。車道に出た女性を警備員の男性が制止しようとして、左折中のダンプカーに巻き込まれたとみられる。
何に抗議するのも自由だが、危険な行為は許されない。事故を招くような抗議活動は即刻やめるべきだ。
玉城デニー知事は事故について、「県民の安全に責任を持つ者として極めて遺憾だ」と述べた。その上で沖縄防衛局に対し、安全対策が十分講じられるまで土砂の運搬作業を中止すべきとの考えを示した。作業は10日現在、中断している。
これはおかしい。ダンプカーの前をわざとゆっくり歩くという、極めて危険な行為を道路上で繰り返しているのは反対派の方だ。抗議はほぼ連日行われ、ダンプカーの渋滞も起きていた。危険な行為を放置せず、交通の安全と秩序を取り戻すのは行政と警察の責任だろう。
県は昨年2月、同様の抗議活動が行われている辺野古移設の土砂搬入の港湾施設に、注意喚起の看板を設置した。大型車両の往来を妨害する行為は県港湾管理条例の禁止行為にあたるとし、「警告」する内容だ。
ところが、反対派の猛烈な反発を受けて同年5月に撤去してしまった。理不尽な抗議に屈し、危険を黙認したことにほかならない。
県警も、十分な取り締まりを行ってこなかった。
県内では、自衛隊駐屯地に武器などを搬入する際に一部の活動家らが道路にしゃがんだり寝転んだりして妨害する行為が繰り返されてきた。県警が道路交通法の禁止行為にあたるとして排除することもあるが、県内の一部メディアは「強制排除」と批判的に報じていた。
今回の事故で警備員は、反対派の危険な行為を制止しようとして犠牲になった。悲劇を繰り返してはならない。
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