雑記帳
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分断国家の正式名称
令和7年7月27日にセーヌ川で行われたパリ五輪開会式で、韓国を誤って北朝鮮と紹介するアクシデントが発生しました。
韓国選手団が48番目に登場した際、会場のアナウンスが英語とフランス語で北朝鮮の正式名称「朝鮮民主主義人民共和国」と誤って紹介しました。
153番目に登場した北朝鮮選手団は正しい国名で紹介されました。
ヨーロッパの人のうちには、中国と日本との区別が怪しい人がいるくらいなのに、まして北朝鮮と韓国の影は薄いです。
ただ、国名を間違えるのが許されるはずもなく、IOCは謝罪しました。
韓国も北朝鮮も、国連及びその傘下機関さらには国際オリンピック委員会(IOC)をはじめFIFA(国際サッカー連盟)など国際競技団体には正式な国名で加盟しています。
韓国は「Republic of Korea」で、北朝鮮は「Democratic Peoples Republic of Korea」であり、漢字にすると「大韓民国」と「朝鮮民主主義人民共和国」です。
ただ、「Republic of Korea」「Democratic Peoples Republic of Korea」の字面だけで、北と南の区別をつけること困難です。
ちなみに、北ベトナムはベトナム民主共和国、南ベトナムはベトナム共和国、西ドイツはドイツ連邦共和国で東ドイツはドイツ民主共和国です。大陸の方は中華人民共和国、台湾の方は中華民国です。
わかりませんよね。
ちなみに、中華人民「共和国」、中華「民国」、大韓「民国」と朝鮮民主主義人民「共和国」の、「民国」と「共和国」は、いずれも「Republic」の訳語です。
「共和国」は日本人が約しました。
「民国」は中国人が約しました。
和製漢語
明治維新の際、日本は欧米文化を取入れて、法制度、土木建築、造船、医学などを発達させ、欧米列強に並ぶまでになりました。
西洋の専門用語については、カタカナそのままに利用するのではなく、和製漢語をつくりました。
明治時代の西周(にし・あまね)が、philosophy(英語)・Philosophie(ドイツ語)を、「哲学」と造語しているのが有名ですね。
日本でつくられた和製漢語は、以下のものです。
「文化」「文明」「民族」「思想」「法律」「自由」「民主」「科学」「哲学」「理想」「信用」「人格」「住所」「社会」「労働力」「政党」「政策」「支配」「経済」「固定資産」「人民」「共和」「共産主義」「不動産」「不景気」「材料」「倉庫」「財閥」「財務」「財政」「簿記学」「弁護士」「承認」「抽象」「出版」「出席」「初歩」「処方」「処刑」「病理学」「舶来」「意味」「意志」「改善」「根本的」「宗教」「組合」「保健」「保険」「保障」「保証」「保釈」「背景」「必要」「便所」「表情」「表現」「博士」「経済」「資本」「階級」「警察」「分配」「宗教」「理性」「感性」「意識」「主観」「客観」「科学」「物理」「化学」「分子」「原子」「質量」「固体」「時間」「空間」「理論」「文学」「電話」「美術」「喜劇」「悲劇」「社会主義」「共産主義」
案外、法律用語は少ないです。
理由は、アメリカのウィリアム・マーティン著の「International Law」を、清の学者が翻訳していたからで、以下の漢語は、和製漢語ではありません。
「国債」「合邦」「自主」「戦利」「特権」「平時」「盟邦」「越権」「海峡」「管制」「急行」「強制」「共用」「協力」「合法」「公約」「国会」「私権」「実権」「主権」「上告」「商事」「専権」「戦時」「戦前」「船内」「全廃」「属地」「奪回」「直行」「特約」「突然」「物件」「砲弾」「例外」「聯邦」「権利」
日本は、憲法、民法、商法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法などについて、清の学者の翻訳をもちいたのもありましたが、日本で、他の和製漢語をつくったのもありました。
「International Law」は、日本の和製漢語は「国際法」、清の学者の翻訳は「万国公法」です。
ちなみに、日本の和製漢語と、中国の漢語が異なるものがあります。
日本や中国では「共和国」(「中華人民共和国」「朝鮮民主義共和国」など)、台湾や韓国では「民国」(「中華民国」「大韓民国」など)、日本では「株式会社」「有限会社」、中国では「有限公司」などがあります。
韓国選手団が48番目に登場した際、会場のアナウンスが英語とフランス語で北朝鮮の正式名称「朝鮮民主主義人民共和国」と誤って紹介しました。
153番目に登場した北朝鮮選手団は正しい国名で紹介されました。
ヨーロッパの人のうちには、中国と日本との区別が怪しい人がいるくらいなのに、まして北朝鮮と韓国の影は薄いです。
ただ、国名を間違えるのが許されるはずもなく、IOCは謝罪しました。
韓国も北朝鮮も、国連及びその傘下機関さらには国際オリンピック委員会(IOC)をはじめFIFA(国際サッカー連盟)など国際競技団体には正式な国名で加盟しています。
韓国は「Republic of Korea」で、北朝鮮は「Democratic Peoples Republic of Korea」であり、漢字にすると「大韓民国」と「朝鮮民主主義人民共和国」です。
ただ、「Republic of Korea」「Democratic Peoples Republic of Korea」の字面だけで、北と南の区別をつけること困難です。
ちなみに、北ベトナムはベトナム民主共和国、南ベトナムはベトナム共和国、西ドイツはドイツ連邦共和国で東ドイツはドイツ民主共和国です。大陸の方は中華人民共和国、台湾の方は中華民国です。
わかりませんよね。
ちなみに、中華人民「共和国」、中華「民国」、大韓「民国」と朝鮮民主主義人民「共和国」の、「民国」と「共和国」は、いずれも「Republic」の訳語です。
「共和国」は日本人が約しました。
「民国」は中国人が約しました。
和製漢語
明治維新の際、日本は欧米文化を取入れて、法制度、土木建築、造船、医学などを発達させ、欧米列強に並ぶまでになりました。
西洋の専門用語については、カタカナそのままに利用するのではなく、和製漢語をつくりました。
明治時代の西周(にし・あまね)が、philosophy(英語)・Philosophie(ドイツ語)を、「哲学」と造語しているのが有名ですね。
日本でつくられた和製漢語は、以下のものです。
「文化」「文明」「民族」「思想」「法律」「自由」「民主」「科学」「哲学」「理想」「信用」「人格」「住所」「社会」「労働力」「政党」「政策」「支配」「経済」「固定資産」「人民」「共和」「共産主義」「不動産」「不景気」「材料」「倉庫」「財閥」「財務」「財政」「簿記学」「弁護士」「承認」「抽象」「出版」「出席」「初歩」「処方」「処刑」「病理学」「舶来」「意味」「意志」「改善」「根本的」「宗教」「組合」「保健」「保険」「保障」「保証」「保釈」「背景」「必要」「便所」「表情」「表現」「博士」「経済」「資本」「階級」「警察」「分配」「宗教」「理性」「感性」「意識」「主観」「客観」「科学」「物理」「化学」「分子」「原子」「質量」「固体」「時間」「空間」「理論」「文学」「電話」「美術」「喜劇」「悲劇」「社会主義」「共産主義」
案外、法律用語は少ないです。
理由は、アメリカのウィリアム・マーティン著の「International Law」を、清の学者が翻訳していたからで、以下の漢語は、和製漢語ではありません。
「国債」「合邦」「自主」「戦利」「特権」「平時」「盟邦」「越権」「海峡」「管制」「急行」「強制」「共用」「協力」「合法」「公約」「国会」「私権」「実権」「主権」「上告」「商事」「専権」「戦時」「戦前」「船内」「全廃」「属地」「奪回」「直行」「特約」「突然」「物件」「砲弾」「例外」「聯邦」「権利」
日本は、憲法、民法、商法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法などについて、清の学者の翻訳をもちいたのもありましたが、日本で、他の和製漢語をつくったのもありました。
「International Law」は、日本の和製漢語は「国際法」、清の学者の翻訳は「万国公法」です。
ちなみに、日本の和製漢語と、中国の漢語が異なるものがあります。
日本や中国では「共和国」(「中華人民共和国」「朝鮮民主義共和国」など)、台湾や韓国では「民国」(「中華民国」「大韓民国」など)、日本では「株式会社」「有限会社」、中国では「有限公司」などがあります。