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2024年バックナンバー

雑記帳

韓国、自営業者が返済できなかった貸付額10.8兆ウォンで過去最高…2年で3.7倍に増加

 韓国銀行が、令和6年7月1日に公表した自営業貸付資料によりますと、令和6年月3月末現在で、自営業者の金融機関からの家計向貸付を含む事業者貸付延滞額は、総額10兆8000億ウォン(事業者貸付が702兆7000億ウォン。家計貸付が353兆2000億ウォン)でした。
 延滞が1か月以上になっている元利金金額を合わせたもので、平成21年に統計が作成されてから最も大きい規模でした。
 令和4年3月末の2兆9000億ウォンから7兆9000億ウォンの急増で、また、2年間で3.7倍に増えています。

 延滞の結果返済不能になり、地域信用保証財団が代位弁済した借金も、令和6年1月から5月期で、1兆0291億ウォンに達しましたが、これは、前年同期の5911億ウォンより74.1%増加した水準です。

 高金利の長期化により(註。韓国の政策金利は3.5%)、自営業者には新型コロナ関連貸付がより多くの利子につながりました。
 高金利が内需を萎縮させているからです。
 韓国統計庁によりますと、令和6年1月から5月の小売販売額指数は前年同期より2.3%下落し、同じ期間基準で、リーマンショック以降で最も大きく下落しました。

 日本では、自営業者への貸付金が焦付いた金額の統計は見あたりませんが、韓国の自営業者への貸付金が焦付いた金額は、世界的に見ても、多額だそうです。
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