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雑記帳

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川口市「クルド人問題」から見える左派メディアの「病」元産経記者が語る

 三枝玄太郎(元産経新聞記者)投稿

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 埼玉県警川口署は3月7日、トルコ国籍の自称解体工の男(20)を逮捕した。東京都内に住む女子中学生に対し不同意に性的な暴行をした容疑だ。これを伝えた地元紙には、事件の概要が掲載されている。しかし、男がクルド人であるとはどこにも書かれていない。

 川口では1990年代以降、トルコから移住してきたクルド人と地元住民との間に軋轢が生じている。僕がちょっと取材しただけでも、地元の声として、ゴミ問題、公園の使用方法、若い女性に声をかけるなどの迷惑行為、危険な運転などを深刻に受け止めているという話が聞こえてきた。

 だが、産経新聞グループや読売新聞以外のメディアはこうした負の側面に目を向けず、彼らクルド人がいかにトルコ政府から抑圧され、虐げられているかという側面ばかり取り上げる。ちなみに前述の事件について、産経新聞では、男はトルコ生まれ日本育ちの在日クルド人で、事実上の「移民2世」だった、と報じている。

 昨年6月、川口市議会は「一部外国人による犯罪の取り締まり強化」を国や県などに求める意見書を可決した。市議の大半がクルド人を念頭に置いて議論をしていた、こも産経新聞は伝えている。しかし他のメディアはほぼ無視だ。朝日新聞はご丁寧にも読者投稿欄「声」で、こうした議会の動きは「ヘイトにお墨付きを与えるようなものだ」という意見を紹介している。

(略)

 むろん、一部右翼系団体のようにわざわざ埼玉まで出かけて行って「出ていけ」とデモをするのは賛成できない。だが、地元住民の声を伝えるような報道まで「ヘイト」と片付けていいのだろうか。事件や騒動の背景にあるかもしれない当事者の属性を伝えない。それでは事実に立脚した報道からかけ離れる一方ではないか。

 平成の初頭、「北朝鮮が日本人を拉致したらしい」と言おうものなら、「偏向している」「ありえない」と言われるのが常だった。現在ならば、間違いなく「北朝鮮及び朝鮮人民に対するヘイトスピーチだ」とレッテルを貼られることだろう。
 左派メディアは、イデオロギーの邪魔になるものは、極力、国民の目に触れさせない、いう「ドグマ(教義)」を持っているように見える。

---引用終了---


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