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2024年バックナンバー

雑記帳

熱中症と塩分

 このところの夏は異常ですね。
 熱中症で病院に運ばれる人も増えるでしょう。

 熱中症は、日射病、熱失神、熱疲労、熱射病などの総称です。
 症状が悪化すれば、嘔吐、筋痙攣、強い頭痛、めまい、失神、昏睡、意識不明などにも至りうる怖い病気です。

 原因は、脱水症によるものが多いようです。
 「脱水症」だから、水を飲めばよいかと思われる方もおられるかも知れません。
 ただ、水だけではなく「塩分」を補給しなさいと広報されています。

 脱水には「高張性脱水」「等張性脱水」「低張性脱水」があります。
 「高張性脱水」は、電解質(主にナトリウム)より水分が多く失われた脱水、「等張性脱水」は、電解質と水分がバランス良く(?)失われた脱水、「低張性脱水」は水分が電解質より多く失われた脱水とされます。
 暑くて、汗をかきすぎた場合には「低張性脱水」になりやすいといわれています。
 汗をかきすぎた場合、水だけを飲むと「低張性脱水」になります。
 汗には、水分だけではなく、電解質(主にナトリウム)が含まれていて、発汗とともに、水分と電解質がともに失われますから、水分「だけ」を補給すると、「低張性脱水」になります。
 ですから、「低張性脱水」対策には、水分「だけ」を補給するのではなく、電解質(主にナトリウム)を補給すべきであるということになります。

 一番手っ取り早く安いのは、水を飲むとともに、塩をなめればよいことになります。
 梅干しをなめてもよいでしょう。
 もっとも、血圧が高いとかで、塩分の摂取制限をされている人は、主治医に相談した方がよいでしょう。
 スポーツ飲料が普及する前のゴルフ場の水飲み場には、塩のかたまりがおいてあるゴルフ場がありました。「何かのおまじない」か「それにしても、不潔な話」と思ったのですが、医学的裏付けがあったということになります。
 もっとも、長時間の肉体労働や、激しい運動で大量の汗をかくような場合には、塩分補給も必須ですが、普通の短時間の外出(買い物・散歩など)では、それほど塩分にこだわる必要がないともいわれています。

 帽子をかぶったり日傘を差したりして、体温の上昇を防ぐことの方がよいのかもしれません。
 もっとも、男性が日傘をさして歩いていては、変な目でみられることがあります。
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