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雑記帳

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本四架橋

 本州と九州の間には関門トンネル、本州と北海道の間には青函トンネルで結ばれています。
 いずれも、トンネルは1本です。

 総務省統計局「統計でみる市区町村のすがた2023」よりますと、愛媛県133万人、香川県95万人、徳島県72万人、高知県69万人の約377万人です。
 もちろん、人口は、少子高齢化や大都市への人口流出に伴い、減少し続けています。

 四国に3本の橋が必要かどうかは、採算にあうかどうかは、誰が考えてもわかることです。本州四国連絡道路は、3本合わせて約総額2兆6446億円強とのことです。高速道路が1kmあたり50億円といわれていますから、高速道路529キロメートル分です。東京大阪間ですね。
 1本は必要だったかも知れません。真ん中の「明石大橋」です。 残り2本は余分だったと思います。

 「本州四国連絡高速道路」(本四高速)は、平成25年時点で約1兆4000億円の債務を抱えていました。
 会計検査院が「本州四国連絡高速道路」について、国土交通省と四国4県などの10自治体が今年度で出資を打ち切ることを想定して試算したところ、債務完済予定の2050年度の債務残高が、最大で2兆4500億円に膨らむ恐れがあるとの計算になったそうです。
 「本州四国連絡高速道路」は毎年、国土交通省や地元10自治体から出資を受け、債務返済や通行料の引下げなどに充ててきました。
 出資金の穴埋め分を通行料金に転嫁した場合には、現行の約1.88倍の料金が必要になる計算だったそうです。
 徳島県の三木武夫総理、香川県の大平正芳総理、広島県の宮沢喜一総理、淡路島の原健三郎衆院議長など、いわゆる「大物議員」の「我田引『橋』」の結果ですね。

 これが「民主主義」、別名「衆愚政治」です。
 ただ、無駄は分かっていますが、「民主主義」より「まし」な政治形態は見あたりません。
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