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雑記帳

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和歌山・二階元幹事長の「後継争い」で広がる混乱

 令和6年5月17日、自民党の二階俊博元幹事長の3男で公設秘書の伸康氏が、次の衆院選での和歌山新2区からの出馬を表明しました。
二階元幹事長の長男は、人望がなく、地元御坊市長戦であえなく敗北しているということが影響しているでしょう。

 和歌山新2区には、共産党の新人・楠本文郎氏が立候補を予定しているほか、自民党から離党勧告処分を受けて離党した世耕弘成元参院幹事長のくら替出馬も取り沙汰されています。
 世耕元参院幹事長は、令和7年の参院選で改選ですが、自民党は、令和7年の参院選の和歌山選挙区から自民党の推薦候補を出さないとしています。世耕元参院幹事長が、無所属で、次回の衆議院議員の和歌山新2区からの出馬をしてほしくないという希望の表れでしょうか。

 ただ、世耕元参院幹事長は、近畿大学理事長という十分立派な地位を有しています。選挙に落ちてもただの人にはなりません。
 鞍替え出馬するような気がします。

 いろんな意味で、次回の衆議院議員の和歌山新2区の選挙は興味深いですね。

 世襲議員という点では同じことです。
 世耕元参院幹事長は、政治家としての経験や手腕は立証済みですが、和歌山県内では、和歌山県の公共工事等などに全く働きかけをしないとして不評をかっています。
 和歌山新2区に限らず、だまっていても、人、物、金が集まる都市部と違い、地元への利益誘導をしない国会議員を歓迎しない地方の選挙民は多いでしょうね。
 二階元幹事長の三男なら、地元の利益誘導の方法は知り尽くしているでしょうね。もっとも、当選1回や2回の議員に力などあるはずはありません。

 なお、パーティー券の裏金など、最初から判断基準にならないでしょう。二階元幹事長の秘書、世耕参院元幹事長、どっちこっちありません。また、そんな基準で、投票する人がどの程度いるか自体が疑問です。
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