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雑記帳

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トルコ国籍者の難民申請5.4倍増の2400人で過去最多 大半は川口のクルド人か

 令和6年4月26日、出入国在留管理庁のまとめで令和5年に難民認定申請した外国人のうち、トルコ国籍者は2406人で、前年の445人から約5.4倍に増加したことが分かりました。
 過去最多で、大半がトルコの少数民族クルド人とみられます。
 トルコ国籍者のうち難民認定されたのは3人だったが、入管庁はトルコ人かクルド人かを含め「個別の事情は明らかにしていない」としています。

 出入国在留管理庁によりますと、入管庁によると、令和6年から逆算して5年中に難民認定申請した人は87カ国の1万3823人で、多かったのはスリランカ3778人、トルコ2406人、パキスタン1062人の順で、この3カ国で全体の5割超を占めたそうです。
 トルコ国籍の申請者の大半は埼玉県川口市周辺に2000人以上が集住するとされるクルド人とみられます。

 トルコ国籍の申請者は平成28年に初めて1000人を超え、新型コロナウイルス感染症の影響で一時減少したものの、水際対策が解除された昨年は一気に初の2000人台に乗りました。令和5年2月のトルコ地震の影響もあったとみられます。

 これに対し、令和5年に難民と認められたのは19カ国などの303人で、アフガニスタン国籍が237人で最多で、ミャンマー27人、エチオピア6人が続いきました。
 他方で、申請者の多いスリランカは1人、トルコは3人、パキスタンは0人でした。

 申請者のうち正規の在留資格を持つ人が全体の9割を超える一方、不法滞在で難民申請した人も840人いて、令和5年より約19%増加。このうちトルコ国籍者が最多の162人に上りました。
 また、申請者のうち複数回にわたって難民申請を繰り返した人は1661人で、申請者全体の約12%にあたり、トルコ国籍者が最多の402人で全体の約24%を占めています。


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