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雑記帳

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みどりの窓口の半減

 みどりの窓口が減ってきましたね。
 JR西日本は「みどりの窓口」の設置駅を令和2年度当初の約340駅から令和4年度末までに約180駅に半減させました。
 あわせて既存の窓口の営業時間も一部で短縮しました。
 主要な新幹線停車駅など17駅以外の窓口は、令和3年春のダイヤ改正以降に順次、午前8時から午後8時に統一しました。

 令和12度末にはさらに減らし、新幹線停車駅や拠点駅など約100駅のみの設置とするそうです。
 そのかわり、サービスを維持するために、コールセンターの社員が販売を補助する「みどりの券売機プラス」などの導入駅を増やすということです。

 インターネット予約の拡充などを背景に、有人窓口の利用は減少傾向にあります。
 また、駅員など現場の人手は長期的に不足する傾向が続き、駅業務の効率化が求められています。

 みどりの窓口が減っていることはたいていの人が実感していると思います。
 ただ、みどりの窓口を利用することは少なくなりました。
 通常は、長距離切符は自動券売機で購入できます。

 ただ、みどりの窓口でしか買えない切符があります。
 ジパング倶楽部の切符です。
 ジパング倶楽部に加入している人だけが購入でき、盆正月などの特定基を除けば、運賃や料金ともに3割引となります。なお、のぞみには乗車できず、ひかりかこだまのみの乗車となります。
 会員手帳を持ち、会員手帳に、買いたい切符の日付と区間、特急であれば何時の特急に乗るかを、あらかじめボールペン書きして、みどりの窓口に出向きます。
 その方法しかありません。
 みどりの窓口が減って、また、時間も短縮され、窓口の人員が減っていることもあって、結構待たされます。
 30分くらい待ちは覚悟しておかなければなりません。
 列の前の人が、ジパング倶楽部の切符を購入するのでしたら、仕方がないと考えます。
 また、特殊な観光列車の指定券も仕方がありません。
 他に方法がありませんから。
 しかし、自動券売機で簡単に購入できる切符を購入しようとする人が、延々と、ああでもないこうでもないと窓口職員を占拠しているのは、あまり愉快ではありません。

 とかいいながら、私自身、ドイツやオーストリア、スイスの乗車券は、券売機かインターネットで買うのが普通です。
 ドイツは、窓口で買うと2ユーロ(320円)余分にかかりますし、ドイツの窓口は、1等2等の乗車券で窓口を分けていることが多く、1等車の乗車券を買うときは楽ですが、2等の乗車券を買うときには、日本のみどりの窓口と比べものにならないほどの長蛇の列ができています。

 外国の長距離切符は、インターネットで購入し、日本の長距離切符は、みどりの窓口で買うというのは、なにか本末転倒な気がします。
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