雑記帳
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QRコード、タッチ決済 鉄道はキャッシュレス乗車でどのように進化するか
南海電車の難波駅にきますと、自動改札機に、小さな箱が取り付けられています。
正面にガラス窓が付いたQRコードを読み取る装置です。
また、クレジットカードのタッチ決済に対応した読取装置も別途ついています。
切符を買わなくても、ICOCAなど交通系ICなしでも電車に乗れます。
その昔は、切符は紙でしたね。
改札口で、車掌がはさみをもって、穴を空けていました。
大学時代の同級生が、国鉄に入社することになり、ある山手線の駅で、改札業務をするということを聞きつけ、同級生の有志が「ひやかし」にいった記憶があります。
各駅ごとに穴の形状が異なり、どのの駅の改札を通ったかわかりましたね。
現在は、自動改札で、磁気が主力です。よほどの地方へ行けば、昔ながらの紙の切符もあります。昨年法事に行った際利用した、和歌山電鉄貴志川線(14駅。14.3km。たま電車で有名になりました)は、和歌山市内も走っていますが、未だに磁気もない紙の切符でした。有人駅はターミナルの和歌山駅のみ、他は、すべて無人駅です。
自販機で購入する個別の切符は裏に磁気が塗りつけられています。
しかしJRや大手私鉄は、すでに交通系ICカードに対応しています。
JR東日本の場合、首都圏なら例外を除き、交通系ICカードに対応しています。西日本なら、ICOCAやPiTaPaが例外を除き対応しています。
交通系ICカードが普及、定着したにもかかわらず、交通事業者はなぜQRコードやクレジットカードのタッチ決済を導入するのでしょうか。
いずれ交通系ICカードがなくなる見込みではありません。
QRコードやクレジットカードを使うためには与信が伴ないます。しかし子どもや高齢者のほか、現金が最も信用できる通貨だと考える人は現金チャージを必要とします。
ですから、交通系ICカードや切符はなくなりません。
高速道路のインターチェンジには、ETCレーン以外に、現金などで支払えるレーンがあります。それと似ています。
そもそも、交通系ICカードで十分便利なはずが、なぜQRコードやクレジットカードタッチ乗車にも対応するのでしょうか。
QRコードやクレジットカードタッチ乗車の最終目標は、自動券売機、自動改札機の低コスト化にあります。
自動改札機は、磁性体に記録された情報を読み取って、きっぷの有効性を判断する。その処理速度はすさまじく、挿入口から放出口まで0.7秒だそうです。人が1メートル歩くと1秒かかります。ですから、放出口に人が到着する0.3秒前にきっぷが出てくるということになっています。
昔は、改札機自体が長かったですが(読取りが遅かったため)、現在は、改札機自体は短くなっています。
紙の切符や交通系ICカードが、QRコードやクレジットカードのタッチ決済になると、このような機械仕掛けは不要になります。
必要なのは、せいぜい通路を閉鎖する扉だけです。
現在の自動改札機は、機械仕掛けがなくなることでもっと薄くできます。
もちろん、最終的には、交通系ICカードや切符を購入する人のための改札口は必要でしょうが、数を減らすことができます。
QRコードスキャンは交通系ICカードと同等の速度を出せるでしょうか。
航空機の搭乗はQRコードスキャンのおかげでかなり早くなりました。
もっとも、スキャンで引っかかる人も毎回数名見かけます。
近づけすぎたり、スマートフォンが一定時間操作がないとして画面が消えたり、そう簡単にはいきません。
また、交通機関で、クレジットカードのタッチ決済ができる国や都市があります。
そのような国から来る外国人旅行客の利便のために、クレジットカードのタッチ決済を利用できるようにとの観点からです。
なお、日本人も、クレジットカード付帯の海外旅行保険に、クレジットカードを使用してパック旅行を購入し、クレジットカードを使用して航空券をネットで購入したり(クレジット会社とカードの種類によっては、航空券購入では付帯にならないものがあります。コロナ前後で改正(改悪?)されているカードが多いので、お気をつけください)、クレジットカードにより交通機関を利用したことが前提となるものがあります。
南海電鉄の難波駅から関空に行くときに、タッチ決済しておくと、交通機関を利用したことになり、海外保険が有効になります。
正面にガラス窓が付いたQRコードを読み取る装置です。
また、クレジットカードのタッチ決済に対応した読取装置も別途ついています。
切符を買わなくても、ICOCAなど交通系ICなしでも電車に乗れます。
その昔は、切符は紙でしたね。
改札口で、車掌がはさみをもって、穴を空けていました。
大学時代の同級生が、国鉄に入社することになり、ある山手線の駅で、改札業務をするということを聞きつけ、同級生の有志が「ひやかし」にいった記憶があります。
各駅ごとに穴の形状が異なり、どのの駅の改札を通ったかわかりましたね。
現在は、自動改札で、磁気が主力です。よほどの地方へ行けば、昔ながらの紙の切符もあります。昨年法事に行った際利用した、和歌山電鉄貴志川線(14駅。14.3km。たま電車で有名になりました)は、和歌山市内も走っていますが、未だに磁気もない紙の切符でした。有人駅はターミナルの和歌山駅のみ、他は、すべて無人駅です。
自販機で購入する個別の切符は裏に磁気が塗りつけられています。
しかしJRや大手私鉄は、すでに交通系ICカードに対応しています。
JR東日本の場合、首都圏なら例外を除き、交通系ICカードに対応しています。西日本なら、ICOCAやPiTaPaが例外を除き対応しています。
交通系ICカードが普及、定着したにもかかわらず、交通事業者はなぜQRコードやクレジットカードのタッチ決済を導入するのでしょうか。
いずれ交通系ICカードがなくなる見込みではありません。
QRコードやクレジットカードを使うためには与信が伴ないます。しかし子どもや高齢者のほか、現金が最も信用できる通貨だと考える人は現金チャージを必要とします。
ですから、交通系ICカードや切符はなくなりません。
高速道路のインターチェンジには、ETCレーン以外に、現金などで支払えるレーンがあります。それと似ています。
そもそも、交通系ICカードで十分便利なはずが、なぜQRコードやクレジットカードタッチ乗車にも対応するのでしょうか。
QRコードやクレジットカードタッチ乗車の最終目標は、自動券売機、自動改札機の低コスト化にあります。
自動改札機は、磁性体に記録された情報を読み取って、きっぷの有効性を判断する。その処理速度はすさまじく、挿入口から放出口まで0.7秒だそうです。人が1メートル歩くと1秒かかります。ですから、放出口に人が到着する0.3秒前にきっぷが出てくるということになっています。
昔は、改札機自体が長かったですが(読取りが遅かったため)、現在は、改札機自体は短くなっています。
紙の切符や交通系ICカードが、QRコードやクレジットカードのタッチ決済になると、このような機械仕掛けは不要になります。
必要なのは、せいぜい通路を閉鎖する扉だけです。
現在の自動改札機は、機械仕掛けがなくなることでもっと薄くできます。
もちろん、最終的には、交通系ICカードや切符を購入する人のための改札口は必要でしょうが、数を減らすことができます。
QRコードスキャンは交通系ICカードと同等の速度を出せるでしょうか。
航空機の搭乗はQRコードスキャンのおかげでかなり早くなりました。
もっとも、スキャンで引っかかる人も毎回数名見かけます。
近づけすぎたり、スマートフォンが一定時間操作がないとして画面が消えたり、そう簡単にはいきません。
また、交通機関で、クレジットカードのタッチ決済ができる国や都市があります。
そのような国から来る外国人旅行客の利便のために、クレジットカードのタッチ決済を利用できるようにとの観点からです。
なお、日本人も、クレジットカード付帯の海外旅行保険に、クレジットカードを使用してパック旅行を購入し、クレジットカードを使用して航空券をネットで購入したり(クレジット会社とカードの種類によっては、航空券購入では付帯にならないものがあります。コロナ前後で改正(改悪?)されているカードが多いので、お気をつけください)、クレジットカードにより交通機関を利用したことが前提となるものがあります。
南海電鉄の難波駅から関空に行くときに、タッチ決済しておくと、交通機関を利用したことになり、海外保険が有効になります。
南海電鉄はいち早くクレジットカードタッチ乗車に取組みました。
令和3年4月にVisaタッチ決済(Visaに限らず、マークのついているクレジットカードで使えます)を開始し、5月にApple Pay決済を開始しました。
関西空港駅において訪日観光客の大混雑があるからです。
南海電鉄はこの運用を継続しつつ、2025年開催予定の大阪・関西万博までにクレジットカードタッチ乗車できる駅を拡大する予定です。
令和3年4月にVisaタッチ決済(Visaに限らず、マークのついているクレジットカードで使えます)を開始し、5月にApple Pay決済を開始しました。
関西空港駅において訪日観光客の大混雑があるからです。
南海電鉄はこの運用を継続しつつ、2025年開催予定の大阪・関西万博までにクレジットカードタッチ乗車できる駅を拡大する予定です。