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2023年バックナンバー

雑記帳

日本の名字 「西」「北」が多く「東」「南」が少ない理由

 方角のつく姓があります。

 「山」「田」「野」をつけた姓の人の数をみてみます。

東山(1100位台)、西山(167位)、南山(3400位台)、北山(596位)
東田(1300位台)、西田(109位)、南田(3500位台)、北田(707位)
東野(1100位台)、西野(317位)、南野(1900位台)、北野(381位)

 一目瞭然、「西」「北」が多く「東」「南」が少ないですね。

 地元の都の有力者は、日当たりの良い東側や南側に住んでいました。
 いつの世の中でも、有力者は少数で、一般人が多数です。
 ということで「東」「南」のつく有力者の姓の人が少なく、「西」「北」のつく一般人の姓を名乗る人が多いということのようです。
 「西野」は「にしの」、「北野」は「きたの」としか読みませんが(ごく希に例外があります)、「東野」は「ひがしの」「とうの」、「南野」は「みなみの」「なんの」と複数あって、ややこしいですね。

 ただ「小畑さん」が、「太田さん」をうらやましく思うという話は聞いたことがありません。

 日本は、本人の能力と努力で、高い社会的地位を得ることのできる国ですから、今となっては、あまり意味がないかも知れません。
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