本文へ移動

2023年バックナンバー

雑記帳

NHKに批判噴出!「軍艦島」疑惑の映像は終戦から10年後だった

 NHKの「ドキュメンタリー作品」とのふれこみの「緑なき島」が、昭和30年に放送されました。
 「軍艦島」こと、長崎県・端島の暮らしを記録したの炭坑内とされる映像などが放映されました。

 韓国は、NHKの「緑なき島」を証拠として「戦時中、朝鮮人に対する強制労働や虐待があった」と主張していました。

 「ドキュメンタリー作品」というふれこみでしたが、とんでもない事実が判明しました。
 自民党の外交部会委員長の有村治子参院議員の追求に、出席したNHKの山名啓雄専務理事が、「緑なき島」について、坑内とされる映像の撮影に使われたフィルムが、放送と同じ年の1955年(昭和30年)に製造されたものだったと説明したのです。
 終戦が昭和20年ですから、朝鮮系日本人は写っていません。

 「緑なき島」は、昭和30年11月17日にNHK総合で放送されました。
 炭坑内で作業員が褌一丁になり、キャップランプのないヘルメット姿で、這いつくばるような低い坑道で作業するなど、元作業員や、元島民の証言とまったく異なる映像が入っていました。
 この映像は、韓国メディアで相次いで取り上げられたうえ、釜山の「国立日帝強制動員歴史館」でも展示され、軍艦島で「虐待労働」があったとする韓国側のプロパガンダに利用されてきました。

 ユネスコは平成27年、端島炭坑などからなる「明治日本の産業革命遺産」を世界文化遺産に登録しました。
 それ以降、端島は、韓国の「反日」運動のターゲットになっていました。

 韓国では、日本で徴用された元労働者や遺族らが、日本企業を相手に損害賠償を求める訴訟を次々に起こしてきました。
 「佐渡島の金山」(新潟)の世界文化遺産登録をめぐっても昨年、韓国側は「強制労働があった」と主張し、強く反発しています。

 この問題を長く追及してきた元NHKアナウンサーで自民党の和田政宗参院議員は「映像が端島内ではないことは以前から明らかだった。NHKは元島民の方々とともに検証し、誤りも含めて事実を明確にすべきだ。毅然と対応しなければ、外交問題化しているなかで、韓国のプロパガンダに使い続けられることになる」と断じています。
TOPへ戻る