2023年バックナンバー
雑記帳
傘の横持ち
地面と平行に傘を持つ人をよく街で見かけます。「傘の横持ち」といいます。
急いでいるときなどは、柄をもって歩くより、傘をバトンのように持った方が楽かもしれません。
また階段などでは先端が階段に当たってしまうので、ついつい横持ちをしたくなるのでしょう。
しかし、傘の横持ちには、傘の鋭利な先端が後方を歩く他人にぶつかり、また突き刺さることによって、けがを負わせてしまう危険性があります。
傘の横持ちをしたところで、大の大人なら、足か背中か腹でしょう。
背が低い、とくに小さな子の目や顔に当たってしまい、失明させてしまったり、顔に消えない傷を残してしまったら大変なことです。
傘の横持ちによって他人にけがを負わせてしまった場合、まず、刑事責任としては過失傷害罪や重過失致傷罪が成立する可能性があります。
過失傷害罪の刑事罰は30万円以下の罰金または科料ですが、不注意の度合いが大きく、重過失致傷罪とされてしまうと5年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金となりかねません。
さらに刑事責任の先には、民事上の責任も出てきます。傘の横持ちにより他人にけがをさせると不法行為となり、多額の賠償責任を負わされることになります。被害者の方の治療にかかった治療費を支払わなければならないのは当然ですし、視力が下がるなど重大な後遺障害が残った場合は、多額の逸失利益の賠償や高額な慰謝料を支払わなければならなくなります。
痛ましい事故と重大な責任が発生する前に、傘の横持ちは危険だという認識をいま一度強めてほしいと願います。
なお、自転車を運転するときと同じように、個人賠償責任保険に加入することが賢明です。自分もそうですが、支払えないと被害者がかわいそうすぎます。
急いでいるときなどは、柄をもって歩くより、傘をバトンのように持った方が楽かもしれません。
また階段などでは先端が階段に当たってしまうので、ついつい横持ちをしたくなるのでしょう。
しかし、傘の横持ちには、傘の鋭利な先端が後方を歩く他人にぶつかり、また突き刺さることによって、けがを負わせてしまう危険性があります。
傘の横持ちをしたところで、大の大人なら、足か背中か腹でしょう。
背が低い、とくに小さな子の目や顔に当たってしまい、失明させてしまったり、顔に消えない傷を残してしまったら大変なことです。
傘の横持ちによって他人にけがを負わせてしまった場合、まず、刑事責任としては過失傷害罪や重過失致傷罪が成立する可能性があります。
過失傷害罪の刑事罰は30万円以下の罰金または科料ですが、不注意の度合いが大きく、重過失致傷罪とされてしまうと5年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金となりかねません。
さらに刑事責任の先には、民事上の責任も出てきます。傘の横持ちにより他人にけがをさせると不法行為となり、多額の賠償責任を負わされることになります。被害者の方の治療にかかった治療費を支払わなければならないのは当然ですし、視力が下がるなど重大な後遺障害が残った場合は、多額の逸失利益の賠償や高額な慰謝料を支払わなければならなくなります。
痛ましい事故と重大な責任が発生する前に、傘の横持ちは危険だという認識をいま一度強めてほしいと願います。
なお、自転車を運転するときと同じように、個人賠償責任保険に加入することが賢明です。自分もそうですが、支払えないと被害者がかわいそうすぎます。