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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

「最悪1日1万人も」韓国感染拡大 重症者、死者も増加

 日本では、新型コロナウィルスが、小休止に入ったようですが、韓国は激増しているようです。

 令和3年11月24日に発表した新規感染者は4115人で過去最多を更新し、重症者や死者も増えています。
 韓国の人口は日本の約40%ですから、2.5をかけると日本に換算した規模がわかります。

 日本国内の令和3年11月24日の新規感染者は77人で、死者は全国で2人にとどまりました。
 飲食店やイベントに対する制限を緩めてきましたが、感染状況は極めて低い水準が続いています。

 韓国では、令和3年11月1日から防疫措置を緩和、飲食店の営業時間制限を撤廃しました。
 会食などが増えていることが感染拡大に影響しているとみられますが、感染者数が増加するなかでも緩和措置を継続してきました。

 韓国のワクチン接種率は、日本と同じくらいの率です。

 韓国での令和3年11月24日から2週間前までの60代以上の感染者は約8割がワクチンの接種完了者だったとされています。
 接種の効果が急激に落ち、「ブレークスルー感染」が起きています。

 日本ではファイザーとモデルナの「mRNAワクチン」が大半ですが(アストラゼネカも、ごくわずか接種されています。高齢者には接種されていません)、韓国では、ファイザー、モデルナのほか、英アストラゼネカ製の比率も高く、ジョンソン・エンド・ジョンソン製も使われています。

 韓国がワクチンの購入契約をケチったため、ファイザーとモデルナは最初の内は手に入りませんでした。
 ファイザーとモデルナは、欧米で、ワクチン接種が一巡してから、余剰分がはいってきました。
 接種開始当初の高齢者にはアストラゼネカが多く使われましたが、もともと、相対的に予防効果が低く、時間が経過してさらに低下するワクチンです。

 日本は菅義偉前首相がファイザーとモデルナのワクチンを早期に確保しました。
 結果的に、財力と外交力の差が感染状況に反映されているとの見方もできます。

 あとは、ワクチンの接種期間が守られておらず(2回目のワクチンを1回目に回して、2回目接種を放置しました)、低温管理が不十分であったと疑われることもあります。

 もっとも、韓国の冬は寒いですから、家屋などの密閉度合いが日本とは異なります。
 欧米諸国で感染爆発しているのも同じ理由があるでしょう。

 ただ、日本も、油断は禁物です。
 第6波に備える必要があります。
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