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雑記帳

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経済学用語としての「リスク」

 経済学上での「リスク」という用語は、一般の「リスク」と異なるようです。

 つまり、一般的に「ある事象の変動性に関する不確実性」を指して、結果は組み合わせて考えません。

 例えば、ビルの屋上の端に立つのは危険です。

 屋上の端に立っているとします。この場合、転落するかどうかわかない=不確実性が高いので「リスクが高い」といわれます。

 しかし、一旦、転落すれば、十中八九命がないということになりますから、転落したとたん、不確実性が低くなるので「リスクが低く」なるとされます。


「リスク」は「不確実」です。つまり「統計学」の守備範囲である、ということになり、代数や解析で扱う変数とは性質が異なります。

 値が定まっておらず、分布の形でしかわからない「神のみぞ知る」変数ということになります。

 リスクの概念は、経済学の中でも金融理論においてよく用いらます。投資において、将来の収益が必ずしも確実といえない投資手段があるためです。

 利得がある不確実性をアップサイドリスク、損失する不確実性をダウンサイドリスクと呼びます。

 主なリスクの種類として、価格変動リスク、デフォルトリスク、流動性リスク、インフレリスク等があげられます。

 価格変動リスクは株価の変動など、デフォルトリスクは社債・株式購入時の倒産など、流動性リスクは社債など売却したいとき購入者の有無など、インフレリスクは債券を売りたいときインフレのため売却価格が暴落するなどのリスクです。

 ある投資におけるリスクは、分散投資を行うことによって低減させることが可能です。

 株式投資を例に取ると、単一銘柄に投資を行なうより、投資先を分散することによって企業固有のリスクを和らげることができます。
 分散してしまうと「一山あてる」というわけにはいきませんが・・

 ちなみに、現在の日本で「元本確実・年利20%」という出資話のリスクはどうでしょうか。
 詐欺に間違いありませんから、まず、どぶに捨てると考えていただいてもよいでしょう。

 ただ、経済学上の「リスク」は「不確実性」ですから、高層ビルから転落したとくのように、ほぼ命はないですから、不確実性が低くなる結果、「リスクは0」に限りなく近いでしょうね。


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