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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

日本のコロナワクチン支援

 日本は、認可はされていたものの、アストラゼネカ製ワクチンは接種されず、ファイザー製とモデルナ製のワクチンしか接種されていませんでした。

 令和3年9月までには、接種希望者全員の接種分のファイザー製とモデルナ製が輸入され、令和3年10月から11月までに接種が可能な見込みです。

 余剰のアストラゼネカ製ワクチンは、使用期限が経過するまでに、台湾など他国の援助として送付しているか、送付予定でした。
 ただ、日本でも40歳以上の希望者には接種を検討しています。

 台湾         334万回
 インドネシア     200万回
 フィリピン  112万4100回
 イラン    108万7570回
 ベトナム       100万回
 カンボジア   33万2000回
 バングラデシュ 24万5200回

 これとは別に、日本はワクチン供給のための国際機関COVAXファシリティを通じて、15カ国にワクチン1100万回分を支援する方針を立てています。

 日本は、インドに1480万ドル(約163億円)相当の医療装備と930万ドル(約102億円)相当のワクチン冷凍保管機器を支援しています。

 また、爆発的な感染拡大が生じているインドネシアには、すでに提供したワクチン200万回接種分のほか、酸素濃縮器2800台も支援することにしています。

 日本は、日本の対外イメージの向上と、中国牽制という一石二鳥を図っているとされています。

 外交専門誌フォーリン・ポリシー(FP)は、中国のワクチン外交が揺らいでいる状況とあいまって、日本のワクチン外交は推進力を得ていると指摘しています。


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