本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

ワクチンパスポート、イタリアなど5カ国が利用対象

 令和3年7月26日、海外に渡航する人のために新型コロナウイルスのワクチン接種を終えたことを証明するパスポートの申請が開始されました。
 イタリア、オートストリア、ブルガリア、ポーランド、トルコの5か国でスタートです。

 今後、交渉が妥結した国を順次追加します。

 接種証明書を査証(ビザ)の発行時や入国審査の際に示すと、入国後の待機措置やPCR検査が免除されます。
 手続きが省略されるため、新型コロナ禍での出入国の負担が減る。ビジネス往来の活性化にもつながります。

 アメリカやイギリスなどでは他国が発行した接種証明書を提示しても、原則として出入国の要件は緩和していなません。
 たとえば、イギリスに赴いた場合、接種証明書を持っていても一定期間の自己隔離と、検査を受けます。

 接種証明書は当面は書面で交付します。
 将来的にスマートフォンのアプリを活用した電子証明書を発行することも検討しています。
 接種した日時やワクチンの種類、パスポート番号、氏名、生年月日などを日本語と英語で表記することになります。

 例えば、イタリアでは米ファイザー製や米モデルナ製などの接種証明書を示せば、入国後の待機は不要になります。
 PCR検査の結果、陰性であると証明する手続きもいらない。出張や旅行がしやすくなります。

 外務省が交渉した一部の国は日本の要請を受け入れませんでした。
 出入国の制限は両国が同じ条件を課す「相互主義」が原則になります。要請を受け入れない国は日本政府は他国の接種証明書を持っていても入国制限を緩めません。

 もっとも、入国するときはいいですが、帰国したときの隔離の問題がありますから、観光目的の外国旅行はできません。
TOPへ戻る