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雑記帳

G7首脳、共同宣言を採択 「台湾海峡」初の明記

 主要7カ国首脳会議(G7サミット)は、令和3年6月13日午後、閉幕しました。

 共同宣言で「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と言及し、「自由や平等、人権の保護などの力を使って挑戦に打ち勝つ」と記し、民主主義諸国の結束を訴えました。

 共同宣言は中国の海洋進出を念頭に「自由で開かれたインド太平洋の維持の重要性」を指摘しました。
 東シナ海や南シナ海の状況についても「深刻な懸念を抱いており、現状を変更し、緊張を高めるいかなる一方的な試みに強く反対する」と言明しました。

 新疆ウイグル自治区の人権問題や香港の統制強化にも触れました。
「中国に人権と基本的自由を尊重するよう求めるなど、我々の価値観を推進していく」と唱えた。

 経済面でも中国を名指しし「世界経済の公正性や透明性を傷つける慣行や市場をゆがめる政策に対し集団的に対応する」と明記しました。
 具体策として、新疆ウイグル自治区などで指摘される強制労働の根絶のため、各国の貿易相に供給網の分析を指示しました。
 新疆ウイグル自治区の産品は買わないということですね。

 中国の広域経済圏構想「一帯一路」への対抗も意識し、上質で透明性の高いインフラ投資に取り組む方針を示しました。
 5G分野など通信機器の供給網の協力も含めました。

 コロナの発生源について「中国も含めてタイムリーで透明性の高い専門家主導の研究を求める」と提起しました。
 新型コロナウイルス対策で途上国への10億回分のワクチン提供に合意しました。

 気候変動問題も重要議題になりました。
 宣言で温暖化ガスの排出削減対策が施されていない石炭火力発電への公的な国際支援を令和3年末までに停止すると書き込んみました。

 東京五輪・パラリンピックは「新型コロナ克服に向けた世界の団結の象徴」と位置付け、G7として「安全、安心な方法での開催の支持」を表明しました。

 イギリスのBBCやドイツのZDFでは、オリンピックなど全く触れていません。
 どちらでもいいことですね。
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