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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

航空会社のお得意さん

 航空会社に「上級会員」というカテゴリーがあります。
 全日空の上級会員制度、プレミアムメンバーは「ダイヤモンド」「プラチナ」「ブロンズ」の3段階に分かれています。

 加入の条件は、利用したときにもらえるプレミアムポイントです。
 基本的にマイルから計算されますが、エコノミー正規100%を基本として、ファーストで150%、ビジネスなら70%~125%、エコノミーなら、30%、50%、70%、100%で計算されます。

 最上級の「ダイヤモンド」会員になるには、全日空グループ運航便を利用し、1年間で10万プレミアムポイントが必要です。このポイントは、ビジネスクラスで、成田―ホノルル間を少なくとも10往復はしなくてはならず、金額にして800万円ほどかかるそうです。
 1月1日から12月31日の1年に貯まったポイントに応じて、翌年の4月から1年間のランクに振り分けられます。

 日本航空の上級会員制度は、全日空と同様の制度FLY ONプログラムがあり、こちらも「ダイヤモンド」「サファイヤ」「クリスタル」の3段階に分かれています。

 基本的にマイルから計算されますが、FLY ONポイントが必要だ。最上級の「ダイヤモンド」には10万FLY ONポイントもしくは、搭乗回数120回と3万5000FLY ONポイントが必要です。ポイントだけの判断でなく、搭乗回数も加味されます。

 「ダイヤモンド」会員になるには、ビジネスクラスでの成田-ホノルル間で換算して、全日空と同じく10往復、金額にして800万円弱になります。
 1月1日からの1年に貯まったものに応じて、ランクに振り分けられる点も同じです。

 どのステージも有効な特典はボーナスマイルです。全日空、日本航空ともに最上級の「ダイヤモンド」会員になると、通常加算されるマイルに加え、同数以上のボーナスマイルがもらえます。

 最下位のステージを除き有効な特典は、エコノミークラスで搭乗していても「航空会社のラウンジ利用」「専用チェックイン手続き」「優先搭乗」「手荷物の優先受取り」ができるということです。
 ビジネスクラスに乗れば「航空会社のラウンジ利用」「チェックイン手続き」「手荷物の優先受取り」「手荷物40kgまで」は当然の付帯サービスです。

 エコノミー利用の場合のメリットとしては、航空会社のビジネスラウンジ利用が一番大きいでしょう。
 通常同じアライアンスなら、どこのラウンジも利用できます。
 コーヒーなどソフトドリンクからビールやワインまで、軽食も食べられます。
 全日空の会員なら、スターアライアンス各位の航空会社、たとえば、ルフトハンザのソーセージ、アシアナ航空のアワビのおかゆまで食べられます。

 ちなみに、上級会員のメリットをあまり享受できない場面もあります。
 たとえば羽田・伊丹間で、最大のビジネス路線であるため、時間帯によっては客の半数以上が上級会員ということがあります。
 ラウンジが満員という風景があります見ます。満員なら、コーヒーを飲んで、さっさと搭乗口に行くのが正解かもしれません。

 私は、全日空のプラチナ会員(厳密には、スーパー・フライヤーズ・クラブ会員です。前年度の搭乗マイルの要件を満たさなくても、半永久的に特典が受けられる制度が全日空にはあります)で、上手に「囲い込まれて」います。
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