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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

秘密の質問

 パスワードを忘れたときに備えて「秘密の質問」をもうけておくサイトがあります。
 「最初のペットの名前は?」「好きな食べ物は?」「母親の旧姓は?」などです。

 平成27年5月21日、Googleが、「秘密の質問」は、セキュリティ対策としては「根本的な欠陥」があるという研究結果を発表しました。

 Googleアカウントの復旧に使われていた数億件の秘密の質問の分析の結果、セキュリティも信頼性も不十分」という結論になりました。

 理由の1つは、答えが簡単に分かってしまうことです。例えば、米国人の「好きな食べ物」の質問に対する答えは、19.7%が「ピザ」だったそうです。ハンバーガーなどが続くのでしょうか。アメリカの食事情は貧困です。

 また、韓国では、10回試みれば「生まれた街」の質問を39%の確率で、「好きな食べ物」の質問は43%の確率で、それぞれ答えを推定できてしまうことも判明しました。
 「母親の姓は?」(韓国では、結婚して姓をかえません)とすると「傑作」なことになります。
「金」「李」「朴」「崔」「鄭」と5回試みれば、50%を超えてしまいます。
 韓国の姓には、個人を識別するだけの能力に欠けています。名前もワンセットにしなければなりませんが、漢字名をハングルで書いていますから、同姓同名がやたら多くなります。かといって、自分の名前を漢字で書けない人がいるそうで、母方の親戚の漢字となればなおさらでしょう。

 「クレジット会社の意思確認」をご覧下さい。

 クレジット会社の立替による物品購入、たとえば、自動車やOA機器を購入するのにクレジット会社のローンを利用したとします。

 クレジット会社は、金額にもよりますが、よほど高価でなければ、実印や印鑑証明まで要求しないのが通常です。

 ということで、債務者とされている人が本当にローンの申込をしたかどうか、連帯保証人とされている人が、本当に連帯保証人となったかどうか、電話で確認するということが通常行われています。
 テープにとっている場合もあれば、申込書のコピーのクレジット会社使用欄に、電話でのやりとりが記載されている場合もあります。

 なお「債務者とされている人が本当にローンの申込をしたかどうか」確かめるというのは、加盟店の本人確認が甘い場合があること、場合によっては、加盟店が架空の請求をしている場合さえあるからです。

 電話でやりとりすれば、大丈夫なんでしょうか。
 ローンを利用する人が、連帯保証人に無断で、申込書の連帯保証人欄に、連帯保証人の住所・氏名を書いたり、第三者に書かせたりしている場合、あるいは、加盟店が架空のローンを仕立てたりする場合、「替え玉」を用意されている場合があります。

 「替え玉」は、ローンの契約内容のほか、本人や連帯保証人とされている人の住所・氏名、勤務先と電話番号、生年月日くらいは準備しています。
 そこで、本人や連帯保証人とされている人しか通常知らないであろう情報もあわせて聞いてきます。争いに備えるためです。
 通常は、母親あるいは父親の「旧姓」を聞くことが多いようです。その他のパターンもありますが、書いてしまうと「替え玉のすすめ」になってしまいますから書けません。

 この場合、「再トライ」できませんから、母親あるいは父親の「旧姓」を聞くことは効果的です。
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