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雑記帳

ビッグマック指数

 ビッグマック指数(Big Mac index)は、各国の経済力を測るための指数で、ビッグマック1個の価格を比較することにより得られるというシンプルなものです。
 ビッグマックは、ほぼ全世界でほぼ同一品質のものが販売され、原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金など、さまざまな要因を元に単価が決定されるため、総合的な購買力の比較に使いやすく、イギリスの経済専門誌『エコノミスト』によって昭和61年9月に考案されて以来、同誌で毎年報告されています。

 以下の数字は、平成31年1月の数字で、対象国は56か国のデータです。

1 スイス(スイス・フラン)$6.91 指数+20.94%
2 レバノン(レバノン・ポンド)$5.95 指数+4.24%
3 スウェーデン(スウェーデン・クローナ)$5.76 +指数0.8%
4 アメリカ(USドル)$5.71指数 0%
8 ユーロ圏(ユーロ)$4.79指数 -16.18%
13 イギリス(イギリス・ポンド)$4.28指数 -25.09%
25 日本(円)$3.64指数 -36.33%
 アメリカの指数は0です。これが基準となります。

 指数のプラスが大きいほど、為替レートが過大評価されていて、また、指数のマイナスが大きいほど、為替レートが過小評価されているということになります。

 そして、終局的には、アメリカと各国において、同じ価格でビッグマックが食べられるよう為替レートが修正されるという目安となるというものです。

 本当でしょうか。

 それにしても、スイスでビッグマック1個(ポテトと飲み物のセットではありません)は800円、ビッグマックセットともなると1600円くらいかかるということになります。
 4人家族でビッグマックセットを食べると6200円です。
 日本の回転寿司に行くと、いくらかかるかということを考えると、スイスで食事はしたくないですね。

 スイスを旅行していると、夏は涼しくていいですが、あまりの物価の高さに、背筋が「ぞっと」します。


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