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雑記帳

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韓国の「三権分立」の現実

 ムンジェイン政権が発足した平成29年以降、対立する保守派の李明博・朴槿恵政権時代に司法府で多くの不正があったとされ、裁判官が次々に検察に起訴されています。

 韓国メディアによると、その数は14人に上るそうです。そして起訴された裁判官14人のうち、林判事を含む6人が一審で無罪判決を受けているのだ。残り8人はまだ判決を受けておらず、現時点で有罪判決を受けた裁判官は1人もいません。

 政敵である保守派を根絶やしにしようと、「親日」のレッテルを貼るなどして攻撃を繰り返した文在寅政権による「積弊精算」の流れを汲んだ動きでしょう。

 令和3年2月4日、韓国国会は初めて裁判官弾劾訴追案を与党の賛成多数で可決しました。

 対象になったのは、韓国南部の釜山高等裁判所に所属する林成根(イム・ソングン)判事で、憲法裁判所で弾劾の是非が審理されることになります。

 朴槿恵前大統領のスキャンダル疑惑について記事を書いた産経新聞ソウル支局の加藤達也支局長(当時)が名誉毀損で起訴された平成26年の裁判を覚えておられるでしょうか。
 ソウル地方裁判所で無罪判決を言渡し、事件は終了しています。

 林成根判事が弾劾裁判にかけられた嫌疑は、当時この裁判を担当していた裁判官の上司だった林判事が、担当裁判官に対して「朴大統領のスキャンダルは虚偽だったと明確にしろ」と指示して圧力をかけたというものです。

 今回弾劾訴追された林判事は、全く同じ案件による職権乱用の罪で起訴され、一審で無罪判決を受けています。

 一審で無罪だった林判事を、韓国国会はなぜ弾劾訴追したののでしょうか。
 林判事は、病気で長期間入院し、職務執行不可能として、令和3年2月28日に退職する予定でした。
 退職すれば弾劾が出来なくなるために、与党議員が弾劾を発議したということですね。

 一審とはいえ無罪判決を受けた裁判官を弾劾訴追するのは、立法府による司法への不当な介入で、三権分立の精神に反するとの指摘があります。

 弾劾訴追のきっかけとなった林判事の「退職」を巡り、一騒動起きています。

 韓国の新聞である「朝鮮日報」は令和3年2月3日、「金命洙(キム・ミョンス)大法院長(日本の最高裁長官)が、令和2年4月に林判事が健康悪化を理由に辞表を出した際、『私が辞表を受ければ(国会が林判事を)弾劾訴追できないじゃないか』」と話して辞表を突き返した」と報じました。

 「朝鮮日報」の記事によりますと、令和2年4月、起訴された裁判官が相次いで無罪判決を受けた事に不満を持ち、国会による裁判官弾劾訴追を検討し始めた与党の意を汲んだ金院長が、林判事の辞表を突き返したということです。
 そのため林判事の辞職時期が遅れ、今回の弾劾訴追に繋がったというわけです。

 よせばいいのに、金命洙大法院長は「金院長は林判事にひとまず治療に専念し、辞職の問題は今後健康状態を見守った後に考えてみようとの趣旨で話した」「金判事に対し弾劾問題で辞表を受理できないという趣旨の話をしたことがない」と全面否定したうえで「裁判官の独立を守るはずの院長が、現職判事の面前で弾劾について言うわけがない」と述べました。

 これが真っ赤な嘘だったことがすぐに判明しました。
 林判事は辞職を申し出た時の金院長とのやり取りを録音していて、金院長の反論の翌日に音声を暴露したのです。
 「辞表受理・提出、そういう法律的なものは別にして。私としては色々な影響というか、そういうのを考えなければならないじゃないか。その中で、政治的な状況も見なければいけない」「隠さずに言えば、今、弾劾しようとあんなに騒いでいるのに、私が辞表を受理すれば、国会からどんな話が来ると思う?」「弾劾という制度があるとはいえ、私も現実性があるとか、弾劾すべきという考えを持っていないが、一応政治的なそういうものは、また状況が違う問題だからね。今日そのまま受理してしまえば弾劾の話はできないじゃないか。(国会から)そういう非難を受けるのはとても適切ではない」

 音声公開により、朝鮮日報のスクープは事実だったと証明されました。

 テープがでても、辞任するとは言わないのが韓国なんでしょうね。
 また、テープがでても、弾劾されないのが韓国なんでしょうね。

 韓国の「三権分立」の現実は、その程度でしょう。
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