本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

シェンゲン協定

 シェンゲン協定をご存じでしょうか

 青 シェンゲン協定に加盟しているEU加盟国
 黄  現在はシェンゲン協定には加盟していないが、将来的に加盟することとなっているEU加盟国
 赤  シェンゲン協定に加盟していないEU加盟国
 緑  シェンゲン協定に加盟している非EU加盟国
 柿  事実上シェンゲン協定に加盟している非EU加盟国
 紫  国境審査を行っていない非EU加盟国

 シェンゲン協定とは、ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定と定義されます。
 出入国審査も、税関検査もないという建前になっています。

 飛行機で、シェンゲン協定国間を移動するときは出入国審査も、税関検査もありません。
 国内線扱いですから、国内線ターミナルからの出発となります。

 鉄道、自動車で、シェンゲン協定国間を移動するときは出入国審査も、税関検査もないという建前になっています。

 しかし、パスポート審査を経ずに国境を越える人の移動を制限する空気が強まっています。

 テロ防止とともに、政情が安定しない中東や北アフリカの一部の国から南欧のイタリア、ギリシャなどから渡ってくる難民の増大が理由です。

 念入りにチェックされている国の人もいます。
 もっとも、日本人の場合は、パスポートの表紙だけ見て顔写真等のチェックなしに返されることもあります。信用されているのか、無害無益と思われているのか・・・

 イギリスはEU加盟国でありながらシェンゲン協定に入っていません。

 ヒースロー空港やユーロスター国際駅での入国審査が厳しいことで有名です。
 日本人も例外ではなく、入国目的について根掘り葉掘り聞かれたり、帰りの旅券の提示を求められたり大変です。
 これも、テクニックがあり、ヒースロー空港の場合、列に並んでいても、日本人の団体さんが到着したときは、列から離れて団体さんに紛れ込めば、パスポートにスタンプを押してもらうだけで、かえって早く入国できます。

 イギリスは、イタリアやギリシャなど南ヨーロッパにたどり着いた難民たちの最終目的地のひとつです。

 第2次大戦後のイギリスは移民・難民の受け入れに寛容な国柄でした。
 ヨーロッパ大陸だけでなく英連邦を構成する世界の国々から人を受入れてきました。
 しかし、人種の多様性といえば聞こえはいいですが、ロンドンなどの治安はどうなったでしょうか。
TOPへ戻る