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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

自動車用信号の縦型と横型

 私の事務所のある大阪、私が住んでいる兵庫県(西宮市)、私の出身地の和歌山では、信号機の赤色・黄色・青色は、横に並んでいます。

 赤色・黄色・青色の配置は、あまり意識しませんが、安全のうえでもっとも重要な赤色をもっとも視認性の良い位置に配置されているということで、交差点の内側から赤色・黄色・青色と並んでいるようです。
 また、色覚に問題のある人なら、意識しているかも知れません。

 これが原則です。
横型の信号機は、街路樹や建物の影響を受けにくく、視認性を確保しやすいということです。

 ところが、同じ日本国内でも、上から赤色・黄色・青色の順に縦に並んだ縦型信号が多く設置されている地域があります。

 それは雪が多く降る地方ですね。

 信号機にはレンズの部分を覆うようにカバーがついていますが、このカバーに雪が積もって、信号が見えにくくなる恐れがあるので、信号機に雪が積もりにくい縦型の信号を設置しているところが少なくありません。

 また、雪は視認性に影響するだけでなく、積もった雪の重さで、信号機が壊れたり、支柱が曲がったりする可能性もあるので、縦型にして信号機の上の部分の面積を少なくすることも重要です。

 ちなみにLEDの信号機は、旧来の白熱球タイプの信号機に比べ、発熱量が少なく、付着した雪が溶けにくいということがあり、雪国では旧来の白熱球タイプの信号機のままであったり、警察や委託業者が、信号機の除雪作業を定期的におこなっている地域もあるそうです。
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