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雑記帳

自販機で使えない「新500円硬貨」

 新しい『500円硬貨』が、令和3年11月から流通し始めました。
今回は21年ぶりの変更となります。
 ちなみに500円硬貨の発行は昭和57年からです。

 硬貨の外側の部分と内側の部分で色が異なる作りになっています。
 偽造対策としてほかにも精巧な技術が取り入れられています。

 精巧にできています。
 500円硬貨は世界的に見ても高額な硬貨になるので、偽造されると被害は大きくなりますので、新しい技術の新500円が発行されました。

 ちにみに、記念硬貨ではなく、通常の硬貨で値打ちがあるのは、日本の500円硬貨と、スイスの5スイスフラン硬貨です。
 500円硬貨の発行当時の昭和57年には、スイスの5フラン、西ドイツの5マルク、スペインの500ペセタ硬貨と並び、高額面硬貨として話題になりました。
 現在残っているのは5スイスフラン硬貨のみです。ユーロは2ユーロ硬貨が最高です。

 500円硬貨と5スイスフラン硬貨は、最高額を抜きつ抜かれつの競争をしていたのですが、現在は、1スイスフランが約130円となったので、圧倒的な差が付きました。

 新500円硬貨が通らない自動販売機があります。
 自動販売機は、センサーで、有効な「500円」「100円」「10円」』と、無効な「5円」「1円」、他国の硬貨やメダルなどを判別していますが、新500円硬貨を無効な硬貨と判別していることになります。

 新500円硬貨が使えないのは自動販売機だけではなく、バス・ワンマン電車の両替機、タバコの自動販売機、コインランドリーなどもはじかれます。
 識別するセンサーに半導体チップが使われていますから、部品が間に合わないということが一因であるようです。

 ICカードが使えない地方のバスやワンマンカーで、財布をのぞくと1万円札と新500円硬貨しかない場合は悲惨でしょうね。
 他の乗客に両替してもらうしかなさそうです。

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