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2020年バックナンバー

雑記帳

六曜

 「六曜」というのがありますね。
 「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6種の曜があります。

 「結婚式は大安がよい」「葬式は友引を避ける」などです。

 「結婚式」を大安にするというのは、若い2人が決めればいいことで、結婚式(大安は高い。特に、大安の日曜日にすると高い)に金をかけるくらいなら、新居に金をかけた方がいいような気がします。

 ただ、まさか「友引」に葬儀はできないでしょう。
 参列者したい人が参列できません。


 一般的なカレンダーなどにはこれまで広く「六曜」が用いられてきました。

 行政をはじめとする公共機関が作成するカレンダーでは使用せず、掲載を取りやめるよう行政指導を行っている機関もあります。
 これは、根拠のない迷信であること、無用な混乱を避けるなどの理由によるものだとされています。

 市政○周年という記念カレンダーに「六曜」を記載して、全世帯に配布しようとすると、必ずといって、ある団体からの反対にあって、交付を断念させられるそうです。

 マスコミでは、どういう団体がどういう反対理由で反対しているか伝えませんから、私には、わかりません。

 ただ、公的な機関が作成するカレンダーに「六曜」が入っていないことに間違いはありません。
 また、現実には「六曜」の入っていないカレンダーが原則のように思います。

 「友引」に葬儀が実施されないようにすることなどは、葬儀会社が教えてくれます。
 「大安」の結婚式は、結婚する人が考えることで、参列者の考えることではありません。

 ということで、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」など知らなくても生活に支障はありません。

 話は変わって、弁護士は、弁護士の日誌(訟廷日誌といいます)を使っています。

 一般の日誌と違うのは、「法の日」とか「人権大会」とか、各地の弁護士連合会開催日とかが記載されています。
 あと、土曜日曜は法廷や調停がありませんから、土曜日と日曜日の欄は、月曜日から金曜日の欄の半分のサイズになっているのが特徴でしょうか。

 弁護士の日誌(訟廷日誌)には「六曜」が入っています。

 弁護士は、不動産取引に立ち会うのも仕事です。
 縁起物にすぎないとわかっていても、決済日(当日所有権移転。登記簿謄本に残ります)として、わざわざ仏滅を提案すれば、無知扱いされてしまいます。
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