2020年バックナンバー
雑記帳
バイデン氏 初の黒人の国防長官指名か
アメリカ大統領選での勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領は閣僚らの選定を進めていて、主要メディアは、令和2年12月8日、国防長官にオースティン元中央軍司令官が指名される見通しで、就任すれば史上初めて黒人の国防長官になると伝えました。
オースティン元中央軍司令官は、陸軍出身でオバマ政権時代の平成28まで中東地域を管轄する中央軍の司令官を務め、退役した大将です。
本来は、シビリアンコントロールという点から、退役してから7年という規則があるのですが、上院が承認すれば、国防長官になることができるという前例があります。
例外規定を用いてまで、指名する程度の人物ではないという評判もあり、上院での承認は未確定です。
国防長官の人事をめぐっては当初、フロノイ元国防次官が女性として初めて指名されるという見方が有力でしたが、民主党内では、これまでに発表された閣僚候補の顔ぶれがアメリカの人種構成を反映していないという指摘も出ていました。
フロノイ元国防次官は、シビリアンであることは間違いなく、適任だということですが、副大統領と国務長官に女性を起用していますから(副大統領は選挙ですが・・)、黒人ということになったのかも知れません。
端的に、黒人支持者への配慮を示すねらいでしょう。
ちなみに、国務長官にはコリン・パウエル氏、コンドリーザ・ライスが黒人ですが、それぞれ、遺憾なく力を発揮しています。
歴代の国防長官は、白人のみです。
アジア系もヒスパニックもいません。
だいたいが、イギリスやアイルランド系の姓ですが、ドイツ系、オランダ系、イタリア系の姓も多いですね。
1 James Forrestal
2 Louis A. Johnson
3 George C. Marshall
4 Robert A. Lovett
5 Charles E. Wilson
6 Neil H. McElroy
7 Thomas S. Gates
8 Robert McNamara
9 Clark M. Clifford
10 Melvin R. Laird
11 Elliot L. Richardson
12 Schlesingerドイツ系の姓(ユダヤ人る。ドイツ系の姓)
13 Rumsfeldオランダ系の姓
14 Harold Brown
15 Caspar W. Weinbergerドイツ系の姓(ユダヤ人。ドイツ系の姓)
16 Carlucciイタリア系の姓
17 Cheney
18 Les Aspin
19 William J. Perry
20 William S. Cohenロシア系の姓
21 Rumsfeldオランダ系の姓
22 Gates
23 Leon Edward Panettaイタリア系の姓
24 Chuck Hagelドイツ系の姓
25 Ashton Carter
26 James Mattis
27 Mark T. Esper