2020年バックナンバー
雑記帳
とりあえずビール
その昔、参院選比例代表で、政治団体「支持政党なし」の得票が64万票を超えたというニュースがありました。
確かに、「どの政党を支持しますか」というアンケートをとると、たいてい「支持政党なし」という回答が多いです。
政策は「一切なし」、既存政党の政策にインターネット上で賛否を問い、当選のあかつきには、結果に応じて国会で議決権を行使するという政党だそうです。
それなら、「支持政党なし」という名前の政党をつくり、有権者が「どの政党にも入れない」つもりで投票するつもりで、「支持政党なし」と記載してもらうことを狙う戦略は悪くありません。
もっとも、ついうっかりというより「座布団を1枚」というつもりで投票する人が多いでしょう。
「公職選挙法には抵触しないが制度の盲点を突いた行為で選挙の冒とくだ」と批判する専門家もいるようですが、大人げないですね。
そういえば「とりあえずビール」という名前のビールを売出せば、結構売れるはずだという考えとそっくりです。
居酒屋へ行って、幹事役の人が「とりあえずビール」という声をかけるということが多いですからね。
もっとも、アサヒ、キリン、サッポロ、サントリーが「とりあえずビール」という名のビールをつくるはずはありませんから、アイデアのみです。