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2020年バックナンバー

雑記帳

世界で勃発の「コロナ給付金」詐欺。ドイツでは100億円の被害

 
---引用開始---
 
 新型コロナウイルスの感染拡大は世界におけるサイバー攻撃の発生件数を、400%近く増加させている。
 その多くはコロナの名を借りた攻撃や詐欺メールなどだった。
 
 ターゲットとされたのは個人のみならず、企業や行政にまで及んでいた。
 
 中でも被害額が大きかったのがドイツ西部のノルトライン・ヴェストファーレン州で起きた詐欺事件で、州の当局は少なくとも数千万ドルを騙し取られてしまった。
 
 他の多くの行政当局と同様に、ノルトライン・ヴェストファーレン州は感染拡大で経済的打撃を被った市民や企業を救済するための給付金プログラムを立ち上げた。
 
 用意された給付金の額は1件につき、9000ユーロから2万5000ユーロだったという。
 
 給付金の申請にあたり、求められたのはサイトを訪れることのみだった。ZD Net(アメリカ合衆国のニュースサイト)の記事によると、申請件数は38万件以上にのぼり、そのうち36万件が給付を認められたという。
 
 しかし、これらの申請のうち数千件が、詐欺犯の口座に金を振り込ませるものだったのだ。
 
 報道によると、今回の給付金プログラムの審査プロセスには重大な欠陥があった模様だ。
 
 申請にあたってはウェブ上の質問項目に答えるだけでよく、申請者の身元を照会するための書類やデータの入力は必須とされていなかった。
 
 詐欺犯たちはこの審査の甘さにつけ込んだ。
 
 彼らはまず、偽の給付金申請サイトを立ち上げ、現地の人々に個人情報の入力を求めた。
 
 そこで集めたデータを用いて被害をでっちあげ、州当局に給付金の支払いを求めたのだ。
 
 ノルトライン・ヴェストファーレン州によると、これまでに給付金が支払われた虚偽の申し立ては、3500件から4000件に及んでいるという。
 
 犯罪者らが奪い取った金額は、3150万ユーロから1億ユーロ(約116億円)に達することになる。
 
---引用終了---
 
 日本はだまされないように、個人事業者・法人とも、
 
1 最新の確定申告書の控えに税務署長の印鑑が押捺されたものを持参させ、
2 運転免許証やマイナンバーカード等の身分を証明させる書類を持参しての窓口に来させたうえ、申込用紙に実印を押させたうえ印鑑証明を添付させ、
3 確定申告書の控えに記載されている口座(口座振替の納付には必要。還付にも必要)か、あるいは、原本を持参した預金通帳の口座に振込むようにすればだまされにくいですね。
 
 いかがでしょう。
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