2020年バックナンバー
雑記帳
トランプ大統領 台湾の外交を支援する法案に署名 中国けん制
令和2年3月26日、トランプ大統領は、アメリカ議会の上下両院で全会一致で可決されていた「台湾の外交関係を支援する法案」に署名、法律が成立しました。
「台湾の外交関係を支援する法案」は、台湾が正式な外交関係を持つ国と関係を強化できるようアメリカ政府として支援するとともに、台湾の安全を損なった国とは外交や経済関係を見直すという内容が盛り込まれています。
また、台湾の国際機関への参加も促進すべきだとしています。
トランプ政権は、台湾への大規模な武器の売却を相次いで決めるなど、関係強化を進めてきました。
ただ、台湾と断交して中国と正式な外交関係を結ぶ国が相次いでいて、これに対抗するための法律です。
アメリカは、台湾と各国との外交関係の維持や、中国の反対で認められていないWHO(世界保健機関)の年次総会への参加など、国際機関への参加に向けてさらに働きかけを強めることも予想されます。
台湾の総統府の報道官は、アメリカで台湾の外交関係を支援する法律が成立したことを受けて「トランプ政権と議会が全力で支持してくれたことに感謝する。アメリカは、台湾にとって最も重要な国際協力のパートナーだ。今後もアメリカ、それに、理念の近い国々と民主主義と繁栄の価値を分かち合いながら関係を強化し、台湾がさらに国際貢献ができるようにしていきたい」というコメントを発表しました。
中国は反対の声明を発表しています。
日本としては、アメリカと行動をともにすべきでしょう。